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小児科医ゆう Instagramでは書ききれなかった病気のこと、医療全般のことなどについて現役小児科の目線から書いていきます

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最近の記事

気管支喘息について③

こんにちは。小児科医ゆうです。 このアカウントでは、お父さんお母さんの皆さんが医療に関する情報を見た際に出てくる不安を少しでも解消できるようにという思いを込めて投稿をしています。インスタグラムもやっているのでぜひ! 少し間が空いてしまいましたが。。🙏 今回は喘息の治療③と題して、喘息発作の予防の治療についてです。 これまで、 ・気管支喘息とは、「ぜえぜえ」(=気管支喘息発作)を繰り返す病気のこと ・「ぜえぜえ」が起きた時の治療 についてお話ししてきました。今回は気管支喘息で

    • 気管支喘息について②

      こんにちは。小児科医ゆうです。このアカウントでは、お父さんお母さんの皆さんが医療に関する情報を見た際に出てくる不安を少しでも解消できるようにという思いを込めて投稿をしています。インスタグラムもやっているのでぜひ! 気管支喘息の発作について 気管支喘息「発作」とは? 以前、「喘息とは、空気の通り道に炎症がジワジワ起こることで咳とかぜえぜえを繰り返す病気」とお話ししました。この「咳とかぜえぜえ」が起きている状態のことを「気管支喘息発作」と言います。クリニックなどで「ぜえぜえし

      • こんな時何科を受診すべき?

        初めに子供の調子が悪くなった時、何科を受診したらいいか迷うことってあると思います。そんな悩みにお答えします。 ちなみに僕は総合病院で働いているので、この記事通りにしていただいたからと言って何の利益にもなりません。笑 フラットな立場から伝えられると思います。 結論基本は小児科で良い、というのが個人的な考えです。 ただ、骨や目の問題は最初からそれぞれ整形外科、眼科でもいいと思います。 一つ一つ説明していきます。 それぞれの科でできること【小児科】子供の問題を全般的に解決しま

        • かかりつけの選び方

          小児科医ゆうです。 総合病院で小児科をやっております。 実際の現場の目線から、皆さんの心配が少しでも減らせるような投稿を心がけております。 初めにさて、今回はかかりつけの選び方についてです。 ・個人の私見が入っていること ・これにより損をするクリニックもあるだろうということ から、一部限定公開とさせていただきます。ご了承ください。 ちなみに、僕は総合病院で働いているので、こちら側には何の利益もありません。笑 紹介を受ける側のフラットな立場からお話しさせていただきます 絶対

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          気管支喘息について①

          初めに「喘息」って皆さん一度は聞いたことがあると思います。 どんなイメージでしょうか。 「咳がたくさん出る病気」みたいな感じでしょうか。 それとも「息苦しい感じになる病気」でしょうか 喘息に関しては1回の投稿では話しきれないので、まずはどんな病気かということについて今回は話していこうと思います。 喘息とは早速ですが、喘息とはどういう病気かというと 「気道の慢性炎症により、咳嗽、喘鳴、呼吸困難を繰り返す病気」と定義されています。 どういうこと!?と思うと思います。笑 ちゃん

          気管支喘息について①

          熱が高い時

          小児科医ゆうです。 育児を少しでも楽しめるよう、皆さんの心配事を少しでも減らせるように投稿を続けています! さて、今回は皆さんも経験があるかもしれません「熱が40℃を超えた」など、体温が高い時どうしたら良いかについてお話しします。 熱が高い時、おそらく皆さんが心配されることはこんなことかと思います。 ・熱が高いからすごい悪い感染なのではないか ・熱が高くて頭は大丈夫なのか ・解熱剤を使っても下がらないのは大丈夫なのか この辺りについてお答えしていきます。 熱が高いと重症

          熱が高い時

          熱が続く時は別の病院を受診したほうがいいのか?

          皆さんは、子供の熱が下がらない時どうしているでしょうか? とりあえず前行ったのと同じ病院に行きますか? それともそこの先生が間違っているかもしれないから別のところに行きますか? 症状が続く時基本的に、お子さんの症状が続いている時は同じ病院を受診した方がいいです。 その理由についてこれからお話ししていきます。 例えば症状が続いていたとして、別の病院を受診した場合を想像してみてください。おそらくまた1から症状の様子についてお話をされると思います。 その後、医師が診察をします。

          熱が続く時は別の病院を受診したほうがいいのか?

          熱性けいれんについて

          小児科医ゆうと言います。 昨今、色んな情報が手に入れられるようになったメリットは大きく、保護者の方々は皆さんとても病気について勉強されているように感じます。ただ一方でそのデメリットも出てきているような気がして、それが 「心配」 です。もちろん困った病気があるのも事実で、「心配」することは大事ですが、「心配しすぎる」ことによって本人が受ける影響も少なからずあって、バランスは大事だと思うんです。そこで、皆さんの心配が少しでも和らげられるような投稿をしていければと思っています。

          熱性けいれんについて

          初めに

          初めまして、現在総合病院で小児科医をやっておりますゆうと言います。 昨今、インターネットで様々な情報をすぐに調べることができるようになりました。医療についても同じでYouTubeやInstagramなど、色んなSNSで情報が流れてくると思います。 もちろんそれによってメリットはたくさんあります。 ・早く症状に気づくことができる ・どんな治療をしているかより詳しく知ることができる。 ・もし病気になった時に実生活への影響を知ることができる などです。 ただ一方で、デメリット