くるもこないも②〜更年期の生理不順〜
さて、婦人科です。
なんとなく前回のクリニックに行く気がせず、新たに
近場で更年期外来がある産婦人科を探し、予約状況を確認してみようと
サイトを開いて愕然としました。
最短でも、空きがあるのが1か月後なんです。
平日もいっぱい。
なんということ…この、”毎日2日目状態“をあと1か月も続けなくてはならないのか…と、目の前がくらくなりました。
すがる気持ちでクリニックに電話をかけてみたところ、当日や前日キャンセルも多いので、ひとまず最短で空いているところに予約をいれつつキャンセル待ちをしてみてね、と言われたのです。
そのとおりにして毎日サイトの予約状況を食い入るように見ていると、あっさり数日後にキャンセルが出て電話をかけてから1週間ほどで受診することができました。
ここまででも、だいぶめでたしめでたしです。心に安寧がもたらされました。
受診当日、ゴツいけど優しそうな院長先生にこれまでのあらすじを伝えると、まず考えられるのは
「破綻出血」だそうで。
破綻…なんか字面がこわい。
要するに、女性ホルモンの低下により起こる月経不順のひとつらしく。
もうひとつは可能性としては低いけど子宮体がんの場合も考えられるので、検査しましょうと言うことになりました。
あの、何度乗っても慣れない診察台に乗せられて…
奥の方の検査なので、痛い…
当然出血も続いているので、診察台の下にしたたる血液…怖いし恥ずかしい…
検査が終わり、結果を聞くべく再び診察室に戻ったその時、
「すいません!今お産が始まった方がいて、これから取り上げてくるんでちょっと待ってて下さい!」と言われ診察が一時中断となりました。
院内にも「お産が始まったため、診察を一時中止と致します」のアナウンス。
待合室にいた患者さんはおそらく大抵が妊産婦・経産婦なので、
一気にその場の空気が(が…がんばれ…!!)って雰囲気になりました。
待つこと数十分。
再び名前を呼ばれ、診察室に入ると
「いやぁすいません!おかげさまで無事生まれましたよ~!」と満面の笑みの先生に迎えられ、私も「おめでとうございます!よかった~~!!」と、顔も名前も知らない方の出産をひとしきり喜び合ったのち、本題に入りました。
体がん検診の結果は2週間後。
子宮内は問題がなく、女性ホルモンの低下により排出されなかった血液が
たまっていて、それが今一気に流れ出ている状況なので、
まずは出し切って出血を止める対処をしましょうという事になり、
黄体ホルモンの薬を処方されました。
薬を飲んでしばらくすれば出血が止まるはずなので、それまでがんばって。
気持ちを楽にしてね。お酒?大丈夫、楽しく飲んで下さい。
そんな優しい言葉をかけられ、涙が出そうになりました。
その後も、仕事中に大量出血が起きてひやひやしたりもしましたが、
薬を飲み始めてから10日ほどたった頃、唐突に出血が止まりました。
そして、検査の結果も問題なし。
また、何か不安なことがあったら来てね。と言われて婦人科の診察は
一旦終わりを迎えました。
それから数か月、何事もなかったかのように生理がきていたのですが、
ここへきてまた2か月以上きていないため、さっそく婦人科の予約を入れました。
相変わらず半月先まで予約が埋まっていましたが、まぁ一番最短の日に予約入れといてそれまでに生理きたらキャンセルすればいいか…
あ。
なるほど、こういう感じで皆さん予約入れてるから急にキャンセルでるんだなぁ…と、納得もしまして。
ひとまずは、くるもこないもどっちにしても対処できるすべを、
身に着けたのでありました。
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