空の色と心の色
最近、気分が落ち着いてきているからなのか、ゆったり時間が増えました。精神的な落ち込みからなかなか抜けられずでしたが、半年経ってようやく自分を取り戻しつつあるようです。
ふと窓から見える空を見ていて、真夏の空と初秋の空の色が違うなぁと気が付きました。
夏の空は高くてどこまでも青い色ですが、秋の空は少し低くなって柔らかさの中にほんのりと冷たさを含んでいる感じがします。紅葉が映えるのも空の色が柔らかくなるからなのかもしれません。
色を言葉で表現するのは難しいですね。感性ですもんね。
実は色の名前は基本の色以外よく知らないんですが、子どもの頃からたくさんの色の入った色鉛筆のセットが好きだったり、多色カラーペンを集めていたりしてました。ひたすら色が好きなんでしょうね。たぶん、色オタクです。(???)
色、といえばパーソナルカラーを知りたくなってネットで調べてみたことがあります。結果はいつもブルーベース夏。2ndがブルーベース冬(要素が混じってるからそうなるみたいです)。パーソナルカラーは診断が難しいようですが、なんとなく知ってると洋服やコスメ選びには役に立つなと思います。
知っていてもコスメは失敗しがちですが…。これは肌質と顔立ちかな。
クローゼットの中が黒であふれていた時期がありました。そのころは不安だったり落ち込んでいたりで、毎日憂鬱な気分で過ごしていたように思います。今は白やピンク、青、ラベンダー色。黒は数枚しかありません。少しずつ精神状態が良くなってきたからなのか、自然と黒を選ばなくなりました。
心の状態は身に着けるものの色を変える、ということなんでしょうかね。
中学生のころ、夕暮れの空の色をどうやって出したらいいかわからずにいました。オレンジと青と紫とが混じっているような不思議な空の色です。特に冬はキレイに見えるのですがどうやって描いたらいいのかと考えているうちに、空の色は刻々と変わって、紺碧の夜になっていくのを見ていました。結局描くことはできないまま絵をやめてしまいましたが、今でも空の色を見ていると思い出します。あの頃は夢中になってたなぁと。
色の記憶は懐かしかったり楽しかったり、ちょっぴりせつなかったり辛かったり。それなのに!断捨離したのに!性懲りもなく72色の色鉛筆を塗り絵のため、と買ってしまった!ちょっと高級な36色の色鉛筆まで…!
やっぱり色オタクはやめられそうにありません。