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【私的読書生活】夏の終わりの読書泊

ひと月以上前になりますが、8月の終わりに恒例にしている読書泊をしてまいりました。

ひと月に一度、本をどっさり携えて、ホテルに篭り、ひたすらに本を読むためだけの日にする自分達へのご褒美です。

別に有名なホテルとか、高級ホテルとかではありません。
でも景色が良くて、スタッフの心遣いが素晴らしいので、すっかりお気に入りです。

今回はタイトル画像のラインナップで本を持っていきました。

読んだ本の中にこんな一節がありました。

行列のできない心地よさ、渋滞しない気持ちよさ。これもまた田舎の魅力です。(中略)過疎と書いてリゾートと読むのです。リゾートは不便だからリゾートなんです。

岩田 徹
『「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店』

まさにそんな感じのホテルの一室。

読書熱が高まる本を多く持っていき、読みたい本がやたらと増えました。

こちらの本の第5章にあった「読書の『スノードーム理論』」は、本を読む時のモヤモヤした不安(これを読んで役に立つ?意味がある?)を解消してくれる表現でした。

たくさんの沈殿物を脳内に溜めておけば、きっとふとした瞬間に、スノードームの中が舞い上がるような、素敵なキラキラとした世界が見られる。
そう思えばどんな本を読むことも前向きに受け止められるような気がします。

雫井脩介さんの『火の粉』。
何故かあちこちで見かけることが多く、何かに導かれるような心地さえしました。

結果、夏の納涼にぴったりでした。
人が1番怖いです、ほんと。


ひと月前のこと、思い出しながら書いてみました(タイトルと出だしだけ書きかけで保存してあったので…)。
振り返るだけで楽しいものですね。

9月に開催した読書泊のこともまた改めて書いてみようと思います。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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樹田 和(いつきた なごむ)
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