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特化型ライターにとっての資格
先日「日本酒検定3級」を受け、無事合格することができた。
比較的簡単な試験ではあったが、勉強しなければおそらく落ちていたと思う。
試験勉強の有用性
わたしは酒屋で働いていた経験と、日頃から日本酒好きの人と話す機会や飲む機会が多かったことから、ある程度の前提知識を持っている「つもり」だった。
なんとなくの造りの工程、酵母、米の特徴などは頭の中にあり、それなりに理解はしていた。
それでも、実際に試験という場でアウトプットすることを前提に勉強を始めると、これまでとは違った世界が広がった気がする。
普段であれば斜め読みして、なんとなく分かったつもりになっている部分も徹底的に理解しようとする。
そして、無意識に取捨選択していた情報(酒器や日本酒の成り立ちから現在までの歴史など)についても、読み込み頭に残そうと努力する。
勉強期間としては1週間にも満たなかったが、それだけでも自分の中で知識が体系化され、補強され、圧倒的に日本酒に対する見方が変わったのだ。
そして、改めて「日本酒って面白く、奥が深いお酒」だと再認識することができた。
たかが日本酒検定、しかも3級ではあるが一般的には取得者は少数派のようで、先日飲みの席で出会った人からはすこし珍しがられた。
資格とはスキルの証明
自分の狭い世間の中で、日本酒に関する資格を取得している人はほんとうに少ない。
もしかして、資格取得にはチャンスがあるのでは?
ライターとして活動する中で飲食、お酒関連に特化していきたいという考えは以前からあった。
しかし、どういう訳か資格を取ろうという考えには至らなかった。
これまで資格を取得することでのメリットを感じてこなかったからか、単に勉強を避けていたのか…
資格は初めて会う人に、自分のスキルを手っ取り早く伝えるツールなのだと今更ながらに気がついた。
フリーランスなら尚更、資格を提示することで得られる恩恵は大きいだろう。
実際、日本酒メディアで活躍されているライターのほとんどが利き酒師などの資格を取得しているようだった。
「じゃあ、自分も取ろう」
ということで、2023年度の「J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験」を受検することにした。
日本酒、ワイン特化型ライターへの第一歩
日本酒検定同様、SSIの資格である利酒師と迷ったのだが、こちらは高額な上に年会費を払う必要があるようで…
それにSAKE DIPLOMAの方が合格率が低いようなので、どうせならという気持ちと、来年はワインエキスパートの取得を決めていることから、同団体で合わせた方が都合が良いかなという考えでこちらに決めた。
今年の10月末には資格取得者を名乗れるようになるので、それからは日本酒の魅力を伝えられるライターとして活躍していく。
少し方向性を見失いかけていたが、日本酒検定の受検をきっかけに色々と視野が広くなった気持ちだ。
ジッと悩んで考えるよりも、行動あるのみ。
勉強期間が楽しみである。
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![新井 勇貴](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127318010/profile_6002a5607864d209b0745bcc8d12d409.jpg?width=600&crop=1:1,smart)