「このマンガがすごい!2023」の結果の雑感
はじめに
12/14「このマンガがすごい!2023」本誌が発売され、結果が続々と出てきました。予想記事を書いたので、結果を見ての話も書いてみようかなということで書きます。予想記事①はこちら、②はこちら。
本noteは個人の感想をダラダラ書いてあるだけなので、結果だけ気になる方は結果だけ見てブラウザバック推奨です。
では早速本題へ。
本題
結果(トップ20)
本誌には50位までの結果が出てるそうですが、流石に多すぎるのと本誌を買っていないため、今回は20位までの作品に触れたいと思います。
本誌を買わず独自で調べた「このマン2023」1位〜20位までの結果はこちら。
以上のような結果に。色々とツッコミどころはありますが、各作品についてや全体のラインナップについて順々に書いていきます。なお、オンナ編は読んでいる作品が少なすぎる(半分弱しか読んでない)ため、深掘りはできません。ご了承ください。
結果を受けて①
〜“オトコ編”“オンナ編”とは〜
結果を見てまず思ったのは「『光が死んだ夏』、オトコ編なんだ⁉︎」ということ。予想記事②でも書きましたがこちらの作品、どちらかと言えば確実にオンナ編にランクインするものかと思っていました。内容含め、ファンの方も(恐らく)女性中心のような気が。内容で言えばオンナ編1位の『天幕のジャードゥーガル』の方が男女問わずのような気がしますが、どうなんでしょう。まあ面白いし人気もあるので1位に来るのは納得です、おめでとうございます。既刊2巻で90万部ってヤバすぎる。
といった風に始まり、そもそもこの「オトコ編」「オンナ編」の分けるのどうなの?という話がTwitter等でも寄せられてましたね。私は選考方法等がよく分からないのでここについては深掘りしませんが。(オンナ編に社会派(広義)マンガが多いことなどから何やら首を突っ込んではいけない話題のような気が、、。)もう分ける必要もないのでは?とも思いますが、結果を見ると確かにどっちも混ぜたら混ぜたで大変なことになりそうな気がします。ムツカシイ。
結果を受けて②
〜安定の集英社〜
本題の本題、ノミネート作品についての雑感を書いていきます。全体の感想としては、「このマン」らしい結果にまとまったな、といった感じ。
藤本タツキ大好き選考員による本ランキング、もちろん『さよなら絵梨』は上位ランクイン。また2021の終わり頃から話題になり単行本が今年発売になった『タコピーの原罪』を筆頭に、上位陣には集英社作品がズラリ。昨年から引き続きジャンプ+の調子が良いですね。まあ入るだろうなと思っていた集英社作品が順当に入ったところで、ここでまさかの『ONE PIECE』。映画公開や、やっっっっと終わったワノ国編からの最終章で、ギアを上げてきた(ダブルミーニング)点が評価されてのことだと思います。(が、結局面白いのって本誌のとこだけで単行本はまだワノ国終わったばっかでつまr)
ランクイン作品への個人的なあれこれは置いておいて、今年も集英社は安定して強かったなという印象です。予想記事でも書いた作品が順当に入っていましたね。そしてもう一つ強い会社が!
結果を受けて③
〜小学館青年誌の躍動〜
今回の1〜20位で特に印象的なのが小学館(特に青年誌)のノミネート!週刊少年サンデーは置いておいて、青年誌はようやってくれていました。
スペリオールからは5位『劇光仮面』、12位『フールナイト』、17位『住みにごり』。スペリオールはやはり良い雑誌なのだと証明されたようで嬉しいですね。個人的2022年ベストマンガ(というか近年ベストマンガ)のフールナイトが割と上位に入ってくれたのがまた。面白いので皆さん読みましょう、最近5巻が出ましたよ。
そしてゲッサンから6位『これ描いて死ね』、12位『クジマ歌えば家ほろろ』。これ死ねは予想記事でも取り上げて間違いなく入ると思っていましたが、順当にランクイン。とよ田みのる先生によると売り上げが他のランクイン作品に比べて少ないらしいので、こちらも皆さん買いましょう、面白いです。クジマも面白いよ。
スピリッツからは18位『ひらやすみ』。ひらやすみらしい優しい順位のランクインで良いですね。
それとマンガワン(裏サンデー)から12位『日本三國』。10位以内はちと厳しいかなという予想も当たりましたね。マンガワン暗黒期を救うエースですが、最近更新頻度が芳しくなく、隔月に変えようかななどと作者さんが言ってましたがどうなるんでしょうか。
といった具合に、20位まででは集英社より作品数が多かった小学館。しかし今回ランクインしたのは青年誌がメインなので、少年誌の週刊少年サンデーも頑張って欲しいところ。そろそろフリーレン以降のヒット欲しいよね?
結果を受けて④
〜講談社…?〜
はい、マジでどこですか講談社。選考員全員講談社アンチなの❓少年誌は週マガが今あんなんなのでしょうがないとしても青年誌すら一つもないって何事!?『メダリスト』ここで入れないでいつ入れるんだよ!(過激派)
といった風に、講談社大好きマンとしては非常に悲しい結果となってしまいました。が、確かに今ランクインする作品挙げて?と言われてもパッと出てくるのがメダリストか薫る花、税金本くらいしかないので残当か、、、。(ま、まあたかが賞レースですからね!マガジンには彼岸島があるから……。)
反対にオンナ編では講談社作品は多めの結果に。&Sofaという講談社発のweb漫画サイトを中心に、女性向け雑誌など含め安定したランクインになりました。&Sofaは比較的最近始まったサイトで、この先もどんどんヒット作を生み出していきそうな雰囲気があります。アフタヌーンの女性向けみたいな感じ?気になった方は是非見てみてください。公式サイトはこちらから。
結果を受けて⑤
〜その他作品について〜
3大出版社作品について書いたところで、他の作品にも簡単に触れてみます。両方の1位作品にはもう軽く触れたのでそれ以外を。
まず意外だったのが11位『生活保護特区を出よ。』。このマンガ、面白いんですけど恐らく全然売れてないですし、web連載の漫画なので知名度が足りないからランクインは無理だろうなぁと思っていました。しかしめちゃくちゃ上位にランクイン!これはシンプルに嬉しいですね、すごい。現在2巻まで発売しています、オススメです。3巻が遅すぎるのが難点ですが、、。
オトコ編では9位『緑の歌 -収集群風-』が唯一読んでませんでした。上下巻だったからスルーしちゃったんですよね、、今度読んでみます。
オンナ編は全然読んでないのでアレですが、まあ入るだろうなと予想していたのが2位『ジーンブライド』。こちら内容は割と女性向けではある気がしますが、シンプルにSFチックな作品として見ても面白いのでオススメです、謎が多い。あとは5位『星旅少年』も良いSFでオススメですね。1位『天幕のジャードゥーガル』は予想通りだし内容も面白く納得の1位です。まだ1巻だけなので皆さん買いましょう、読みましょう。オンナ編は以上です、少な。
おわりに
というわけで、Twitterに垂れ流したら邪魔すぎる雑感を、ここにまとめて書いたみたいなnoteでした。21位以降の作品の結果も面白い作品が並んでいると思うので、気になったら本誌を購入してみてはいかがでしょうか。
次の賞レースが何か分かりませんが、また機会があれば予想などしてみたいと思いました。来年もnote続けてれば「このマン2024」もやりたいですね、続けていればの話ですが。
次のnoteは2022年のマンガやらアニメの総決算書きたいですね、飽きて無ければ書きます。
それでは今回は終わります。お疲れ様でした。