そこにいるのは…だりや?       ダリア その2

画像1 エンジェルヒップっていうんだってーかあいいーっ❤と必ずといっていいほど声をかけられる天使のお尻ちゃんです。お尻ってラブリー用語なんですね。可愛いことも然ることながら、花弁の一枚一枚が彫刻のようで造形の美しさに目を見張るばかりです。そして、その縁の色鉛筆を重ねたようなオレンジ色は、手作りのようなあたたかさと明るさ。フォーマルデコラティブ咲きです。
画像2 浮気心に一目惚れ。あ、『 浮気心 』が花の名です。好きなアーティストへの一途な気持ち、なのに貴女は違うアーティストに心の一部を奪われてしまいました。博愛精神なんだと言い訳して西へ東へコンサート巡りの忙しい日々。ほんとたくさんの自分が欲しいなんて。でもどちらの花も美しいんですよね。それは偽りない美しさなのでありまして……ね(^_-)。
画像3 なかなかの大きさと存在感をもつ花です。大らかでいながら揺るぎない真紅に、天使の羽の一枚がセンセーショナルです。これを浮気心と呼ばせるとは、なんて粋な命名でしょうか。そうですねぇ、そもそも……素敵な人があちこちにいるから困るんだ〜。ふふふ。インフォーマルデコラティブ咲き。酔いしれてしまいます。
画像4 ヘレナリジュコバ。絞り染めのように見えたりして…。あたたかみのある朱色を輪郭にして中央は目覚めるような黄色。ファッショナブルですね。太陽のフレアにも見えるような…。ポンと音を立てて弾ける元気が心に生まれてきます。ストレートカクタス咲き
画像5 テスブルックオードリー。コラレット咲き。シングル咲の一種で、内側の白い花弁は副弁と呼ぶのだそうです。淡いピンクの柔らかく繊細なこと。内側の白は気高さのようにも感じたり…。優しさとは真の強さ。そんなことを教えてくれる凛とした姿に深く感銘。
画像6 栄華「エイカ」と読ませるようです。インフォーマルデコラ咲き。遠くからでも目に留まる暖かなこの赤。涼しくなってくる秋に、ほっとする灯のようです。こんな色を身に着けたいなぁ。或いは、クールにみせながら心の内側にこんな明るさを持って生きたいなぁ。(そもそもクールに、なれてないけれど💦)
画像7 チアガール。特殊咲きに分類されるようです。チアガールのもつポンポンが浮かびましたが、彼女たちのコスチュームからもイメージできますね。
画像8 花弁の複雑なカーブと、その動きを際立たせる朱色は、花弁の縁にそってスッと細くなり、白の領域を守りながら全体に調和と脈動感を生み出しています。見事というほかありません。そんな素晴らしい花に応援されているなんて、ラッキーなことですね♫
画像9 カナリア。 ボール咲き。あの……。怒らないでください。この花弁の一枚一枚に、爪楊枝を突っ込みたくなる衝動に駆られてしまいました。これからはこの美しい花弁の形をみると、そう思いそうで……。アカン〜。ダリアはキク科だそうで、別名を天竺菊と呼んだそうですから、まさしく菊の気品を持っていますね。爪楊枝はともかく、ワシャワシャと触りたいですね。グッと我慢中。
画像10 マジックピンク。セミカクタス咲き。マジックとは、手品のでしょうか。それともペン? 蕾の中にこの世界が詰めこまれていたのかと思うと、つくづく不思議です。どうやって生み出されるのでしょうか。……となると、ここは手品のマジックを推したいところですが、真相はいかに(笑)
画像11 セリーネ。真紅を湛える。まさにそのような佇まいに思えます。花は一言も口をきかないのに、雄弁であったり、軽やかにお喋りをしたり、微笑みかけてきたりと多種多様。それではセリーネは、どう感じられますか。或いは……言葉以上に、花そのものが皆、そうなのかもしれませんが、周りの空気を全く別のものにしてしまうエネルギーを放っていますね。それこそが、言葉なき彼らの言葉なのでしょうか。インカーブドカクタス咲き。
画像12 母心。母の心、子知らずの親不孝者です。かの人からすれば、なんでこんな人が自分の子なのかと思っているでしょうが、それはこちらも同じ。本来は生真面目な自分。軽やかで物事に頓着しない母。普段は仲良しでも一度意見を違えると、実に微妙な組み合わせになるのです。ですが、この人が親でなかったら自分はえらく堅物のつまらない、味も素っ気もない人間になっていました。かの人の存在は、自分の魂の救いであったのだと。花の内の輝きは、まぎれもなくあの笑顔そのものだと。今もそれに包まれている事を知るのでした。インフォーマルデコラ咲き。

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