マダガスカルの農村の子どもたち
マダガスカルの首都アンタナナリボから車を3時間ほど走らせたアンツォターニ村に到着すると、子どもたちの元気なはしゃぎ声に出迎えられた。
井戸で汲み上げた水を運んでいる彼らの楽しげな様子に目を奪われる。竹と木の枝でつくったオリジナルの手押し車が格好の遊び道具になっているようだ。
マダガスカルの農村では、多くの家に井戸がないため、畑仕事で忙しい両親に代わって、水汲みに行くことが子どもたちの大切な仕事になっている。
重たい水の運搬ですら遊びに変え、らくらくとこなす子どもたち。貧しいことを嘆くのではなく、どんな環境にも楽しみを見つける彼らのタフさに魅了された。