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大朝日岳いきものログPart2

つづき。稜線に出たところから。

これはー、クルマバナ?
礼文のはもう少し色が薄かったけど、似たような雰囲気がある!

下向きの花。うつむき加減の花ってあんまりアピールしてこないから、目につかないことも多い。
でもその分、出会えたときの嬉しさもひとしおなんだよね〜

おっ、リンドウのつぼみ。もう秋の花が咲いてるとはなぁ。季節の移り変わりを感じるなぁ。
この少しひねられたというか、ねじねじしたつぼみがかわいい!
咲いてる子にも出会えるかな?

わあ! マツムシソウだー!!! いかにも「高山植物」なやつが出てきた!!!
マツムシソウのTシャツを持ってるくらいマツムシソウ好きなんですよ。このピンクかかった紫色がほんとに素敵。それに、他の花に似たものがないこの個性的な形。
みんなしっかり見て!

お、白花のハクサンシャジンだ!
時々このように白いパターンが生まれますが、普通は薄い青紫です。ハクサンシャジンは、ツリガネニンジンの中でも特に花の間が詰まっているもののこと。
見た目の違いで別の名前がつくっておもしろい。

アブが来た。

ここまではあまり虫がいなかったけど、だんだん花を訪れてお食事中の虫が増えてきた。
マツムシソウにはオオハナアブやマルハナバチが来ています。
マルハナバチ、モコモコでほんとかわいいねえ〜

ハクサンシャジンの量がハンパない!!!
幸せな花道でした〜

あら! こんなところにダイモンジソウ。いや、本来はこのくらい標高が高くないと出会えないもんなんだよね。漢字の「大」の字に見えることからこの名前です。

ちなみに礼文では標高200メートルほどのところで出会えていました。さすが花の浮島!

足下に可愛らしいお花も出てきました。礼文では見たことないな? はじめまして。

ようやく竜門小屋分岐、大朝日岳が道標に現れたところで…

いた!!!!! ハクサンフウロ!!!!!
あなたに会いたかったんですよ〜!
ちなみに礼文には同じ仲間のチシマフウロが咲き乱れました。フウロは漢字で書くと「風露」名前も美しいわ〜

コゴメグサっぽい子。
いかにもシソ科な風貌の小さなお花。

ここまで歩き始めて6時間ほどが経過。大朝日岳遠いなあ〜。と少し疲れを感じ始めた頃、目の前にはこちら。

…ハクサンイチゲ!!??! この時期に???
目を疑いましたが、脳内高山植物アキネーターで辿り着ける花がハクサンイチゲしか無い。
ハクサンイチゲは春を告げる花じゃなかったの?!
楽しくなってきたぞ。

つづく