正しいことは重くて固くて持ちきれない
先日青山ブックセンターで開催された鳥羽和久さんと矢野利裕さんの対談イベントに参加してきました。
『学びがわからなくなった時に読む本』発売を記念しての対談。日々何かを「できるようになりたい」「成長したい」と思ってはいても、「学び」というものを正面から考えたことがなかったので、この本をとても面白く読んでいました。
自分自身の「学び」を問うことよりも、子供の学びをどうしたらいいんだい?ということに悩みのスペースが取られる自分にぴったりの、「先生」「親」と言う立場の方々との対談集。
中2、小学6年、4年、2年の子供がいる我が家。
「放っておいたら死んでしまう」という幼児期を超えたかと思ったら、「放っておいたら誰かを殺しちゃう」というギャング期にさしかかっています。
実際兄弟喧嘩の際に包丁を握りしめるメンバー出現で、冗談とも言えません。
「ママのバカ!!」がかわいい言い方じゃなくて「チッ。バカ・・・」みたいな吐き捨てる言い方になってきた時、雪だるまが鬼だるまになりそうになりました。
「はあ!?何がバカじゃオラあ!」と正面から戦争が始まりそうになり、そんな未熟な自分をなんとかしたくていろんな教育系の本を読んだり動画を見たり。
これは「学び」なんて高尚なものとはとても思えず、どちらかというと医療に近い気がするのです。カッとして怒って空気を凍らせてしまう自分の愚かさにつけるクスリ探し。
ここしばらく悩んでいたのは「子供の話をちゃんと聞く・観察する」ということと、「そこから出てきた言葉を真に受けない」という二つの姿勢の矛盾。
「バカ!」とかを「はぁあ!?」と真に受けないというのも大事ですが、「学校に行きたくない。勉強したくない」をどこまで「聞いてあげる」ことができるのか。
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末次由紀のひみつノート
漫画家のプライベートの大したことないひみつの話。何かあったらすぐ漫画を書いてしまうので、プライベートで描いた漫画なども載せていきます。
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