![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172328487/rectangle_large_type_2_b9ca65774adf483be8e43682702d6643.png?width=1200)
【FA業界】CKD(株)の弱みについて
仕事が忙しく、中々更新できておりませんでした。今回は空気圧制御機器国内No.2のメーカーであるCKDが何故、ここまでSMCとの差が開いているのかを解剖したいと思います。
1.顧客対応の悪さ
これは勿論営業レベルでの個人のスキル差もあるが、CKDの営業人員はSMCに比べてかなり少ない。従って、一人一人の顧客担当数やエリアはSMCより広く、顧客対応がお座なり(代理店任せ)になってしまっていることが起因している。また、SMCの営業手法は超体育会系の商社営業(顧客密着体制)に対して、CKDはあくまでもメーカー営業としてのスタンスを貫いている。この差は大きく、大手ユーザーでの対応については大差がなくとも、小口ユーザーでの差が大きく開くケースがあり結果的に2番手の位置に立っていると思われます。
2.サービスセンターの対応の悪さ
これはつい先日にXで某FA業界のO社が「ものづくり太郎」の引用ポストにより炎上していたが、CKDも同様の側面が見られる。サービスセンターの担当者の技術知識や顧客対応スキルが乏しく、顧客の質問事項を理解していないことが多いとよく聞く。反して、リソースの多いSMCはサービスセンターの対応も当たり外れはあるものの相対的にはCKDよりは対応が良いと聞く。筆者が思うに、カスタマーセンターに1軍の営業マンを置く戦略を考えてみてはどうかと思う。おそらく花形ではない仕事であるが、この基盤を強くすることが会社の基礎力を固めることに繋がるのでは?と筆者はよくお風呂に入りながら考えています。
3.海外戦略ので遅れ
以前の記事にも記載をしたが、CKDは1980年台から海外のあらゆる拠点に設備投資をしてグローバルとしての地位を拡げていった。その結果、現在のグローバルシェア1位という立ち位置になっている。CKDはアジア圏でも殆ど名前が知られていなく、あくまでも日本でしか名前が通らないメーカーであることも事実である。最近になって、アメリカやアジア圏にも積極的な設備投資をしているがこの差は今後のBCP対応や政治的な問題も含めて大きくなると筆者は考えます。
今回はCKDの弱みについて筆者目線で記載しました。次回はコガネイについて語りたいと思う。