映画への興味真っ盛りの中学生の時に引きこもりになった 動画の配信サービスも無いような時代だったので映画館やTSUTAYAに行くことが出来ないと、映画と触れ合う手段はテレビ放映された物を観る、そしてビデオ録画をするくらいだ でもビデオテープにも限りがあるし、特定の物を狙って観ることは出来なかった そこで映画を観る代替行為として、おふくろの携帯電話を借りて映画のサウンド・トラックの着メロをよく聴いていた 着メロというのはまだ性能の低かった携帯電話のピポパポ音で何とか本来の音源を再
『スクリーム』というホラー映画の殺人鬼に憧れがある 現在6作まで作られているこの映画では一貫して殺人鬼は叫び顔の白いマスクに頭から足元までスッポリと覆う黒装束を着ている。これがかっこいい 中身は超人ではなく普通の人間なので狙った相手にちょくちょく逃げられるところも可愛げがあっていいし、ネタバレになるので細かくは説明しないけど、出自や家族にいつまでも引っ張られて優しさや共感性を得るための成長を失っている点もいい 昔から映画の殺人鬼への憧れは強かったけど『ハロウィン』のマイケル・
小学生の頃に『ゼルダの伝説 時のオカリナ』というゲームが流行った 広大な世界を巡って剣や魔法、ブーメランや弓矢などを駆使して敵を倒し謎を解く壮大なアドベンチャーゲームだ 流行りに敏感なクラスメイトは時のオカリナが発売してすぐに手に入れて、仲間を家に呼び延々とプレイしていた 一人用のゲームだけど、ゲームオーバーになるなりで区切りがついたらプレイを交換するやりかたをしていた 俺はそんな楽しい会に呼んでくれる友達がいないのが悔しく、一人で憂さ晴らしにやり込むつもりで親に時のオカリナ
まだ作ったことのない料理を作りたい 例えば牛すじの煮込み、アップルパイ、鰯のパスタなんかがいい 子供の頃に家族の手伝いをして喜ばれたり、調理学習で包丁さばきを同級生に褒められたからか下手だけど料理が好きだ 引きこもっていた学生の時には、将来自分はまともに仕事やお金稼ぎが出来ないだろうからせめてパートナーや子供に美味しいものを作って喜ばせなきゃと料理本をよく読んでいた 自信がないように見えるけど、駄目な自分を認めて助けてくれるパートナーが出来るだろうと思っている所が傲慢で愚かだ
ザザンボ ア・ホーマンス 放浪記 暗黒街の顔役(日本) 帰ってきたヨッパライ 日本誕生 REVOLUTION+1 略称・連続射殺魔 ゆけゆけ二度目の処女 金の戦争 止められるか、俺たちを 聖母観音大菩薩 おたく OTAKU 転校生 断食芸人 ゴンドラ 日本無責任野郎 絵の中の少女 だんだんこ 尾道 木曜日 狂った野獣 戦争ゲーム 浪人街(90年版) アドベンチャーランドへようこそ ケーブル・ガイ シリアスマン ザ・ウォーク ホラ吹き太閤記 キャッチ22 ロープ 脱出 ラスト・
『グレート・ギャツビー』を10年くらい前に読んだ。 大したことは覚えていない。 主人公がギャツビーと出会う所とか、主人公が父親から薫陶を受ける所(誰かを批判したくなった時は云々てやつ)とかそんな程度。 終わり方でさえ不明瞭だ。 それでもひとつ印象的で覚えているのは、無惨に死んだギャツビーの葬式にいたふくろう眼鏡の男だ。 この男はギャツビーの絢爛豪華に彩られた剥き出しの虚飾性に気付きつつも最後を見届けていた。 最初に登場したのは、ギャツビーの開いた騒がしいパーティの中で図書室を
オムニバス形式の映画『フォー・ルームス』の中に、クエンティン・タランティーノが監督をした『ハリウッドから来た男』という話がある ティム・ロス演じるホテルマンとタランティーノ演じるハリウッド・スターのぐだりとした会話から始まって、一人の男の指を賭けたギャンブルで幕を閉じていく、そんな感じの映画だ 別に特別な余韻を残すようなエンディングでもないし、映画自体もあまり話題になるような物でもない それでも、軽々しく大事な体を賭けようとする馬鹿な男の結末は本当に痺れたし、どこか憧れを持っ