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#464 本当の仲間は、物理的に離れた場所にいる。ジブン株式会社RADIO配信開始のお知らせ
木下斉さんのVoicyプラットフォーム上で、ついに「ジブン株式会社RADIO Season 2」が放送開始となりました!!
私は、不動産ベンチャーで「空き家再生プロジェクト」などに取り組むえみさんに、子育てにおける「お金の教育」について、色々とインタビューさせてもらっています。
最初のチャプターから放送が聴けますので、ぜひお楽しみください!
私は、Season 1の企画から携わらせてもらいました。
「ジブン株式会社RADIO」の詳細は、2024年5月にSeason 1の立ち上げの際に作った企画書に詳細を載せています。簡単に説明すると、木下斉さんのVoicyリスナーの方で、定期的にnoteでの発信を続けている方同士で対談をし、「自分自身を一つの会社と見立てて人生を経営していこう」というテーマに基づき、対談形式で深掘りをする企画です。
全体のレビュー記事はまた別途書こうと思いますが、今日は、双子パパTakaoさんとKASHIWAさんの対談を聞いて、私としても改めて考えを整理しておきたいテーマがあったので、文章にしておこうと思います。
ゲスト:双子パパTakaoさんの記事↓
インタビュアー:KASHIWAさんの記事↓
テーマは、「本当の仲間は、物理的に離れた世界にいる」です。
Stand.fmでも同じテーマで話をしていますので、ぜひこちらもお聴きください!
意志ある仲間は、近くにはあまりいないのが自然
私たちの普段の生活において、「所属している組織であったり、周囲の環境に対して、「このままではダメだ!」「現状を変えたい!」という強い想いを持っている人こそ、孤軍奮闘を強いられてしまうシーンは多いのではないでしょうか。
思わず身近に理解者が現れないことを嘆き、多勢の中で、心を折られてその意志をむき出しにするのを引っ込めてしまいがちです。
「本当はおかしいと感じているけれど我慢する」みたいに感じてしまうのも、そもそも「現状を変えたい!」という危機意識を持っている人があらゆる場面でマイノリティに回るからだと思います。
Takaoさんの話で改めて気付かされたのですが、「現状への危機意識を持って、おかしいと感じることを変えたい!」と思っている人がマイノリティになるのは、ある意味自然なことです。
組織開発の理論で「2:6:2の法則」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
“どのような組織・集団も、人材の構成比率は、優秀な働きを見せる人が2割、普通の働きをする人が6割、貢献度の低い人が2割となる”という理論。従業員のエンゲージメントについても「262の法則」を当てはめて考えることができる。すなわち「組織は、エンゲージメントの高い2割、平均的な6割、エンゲージメントの低い2割で構成される」
https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2728
つまり、「自分たちの組織や集団に対して、自ら危機意識を持ち、オーナーシップを発揮して優秀な働きを見せる人」というのは、あらゆる組織や集団において、2割しかいないということです。
相対的な割合の話ですから、組織や集団において10割全員が「優秀な働きを見せる」こともないし、「全員が貢献度が低い」ということもないということです。(もしそうなれば、その組織や集団は壊滅しているでしょう)
だから、「現状がおかしい!だけど身近に仲間がいない・・」と孤軍奮闘している人が持った方が良い基本的なマインドセットは、「身近に仲間がいないのは、そういうもの」と、その状況をそのまま受け入れることになると考えています。
重要なのは、「離れたところにいる仲間」の存在
しかし、人間だれしも、自分が正しいと信じた信念や想いだけで、孤軍奮闘を貫けるほど意志が強いわけではありません。
以前、全国600を超える地域復興を成し遂げた業績を持つ偉人、二宮尊徳(金次郎)の報徳記を読んで学んだことを全3回シリーズで記事にしていますが、あの二宮尊徳でさえも、復興地域として訪れた場所でなかなか成果が出ないでいた時は、3ヶ月失踪しています。一人では戦えないのが人間です。
では、何が重要になるか、になってきますが、ここに「越境コミュニティを複数持つことの強さ」が出てきます。
つまり、普段の職場や生活圏の中では出会うことがないけれど、他の組織や集団で同じく2割として奮闘している「熱い仲間」を持てるかどうか。物理的な世界で孤軍奮闘を続けるのはなかなか心が持たない。しかし、物理的には離れているけれど、同じように何らかの組織や集団のよくない面に対してNoを突きつけ、現状を変えようと戦っている人がいるかどうかで、心の支柱ができるんですよね。
私にとっても、そのような場所が3つほどありますが、「離れたところにいる仲間」の方は、話していても本当に面白い。基本的な姿勢がみんな「より楽しいこと」や「よりよい方向」を向いているので、前向きな会話がたくさん出来ます。
私と対談させてもらったえみさんも、話していてめちゃくちゃ楽しいです。とにかく前向き、発想が面白い。自分がどれだけ努力しても持てないものを持っています。
私も発信を始めてからたった1年ちょっとですが、「熱い仲間」との出会いが一気に増えました。これが発信したことに対する一番の効果かも。木下斉さんもそうだし、先日Voicyで意見交換させてもらったのもきょうさんとかも、「自分もこんな人になりたい!」と感じさせてくれる素敵な先輩です。
「熱い仲間」は遠くにいる方が良い
「熱い仲間」は、実は多少離れた世界の方が出来やすい、という面もあります。
どうしても、職場や同じ生活圏の中にいる人とは、利害関係があることも少なくないですから、「自分が本当に感じていること」はなかなか言えないことが多いです。
しかし、「普段は遠くにいる仲間」だからこそ利害関係もないし、本当に自分が感じていることが言える。本当に感じていることを共有した結果、そこに共感してもらえると、一気に距離は縮まりますよね。
TakaoさんとKASHIWAさんの放送で、Takaoさんと出会った時に、初対面なのに気付いたらお互い握手をしていたエピソードが話されていましたが、普段からオンラインなどでお互い発信をしているだけで、物理的に意見交換をすることすら省いて仲間になることすら出来ます。
そして、あらゆる組織や集団に属している人が、究極的に直面している問題は、「社会や組織の理不尽や矛盾」だと思うんですよね。つまり、対象となるものがとてつもなく大きい。
そんな時、実は「熱い仲間」が遠くにいる方が動きやすかったりもします。
みんなが同じ組織の中で、革命と呼べる何かを成し遂げられたとしても、その影響範囲はたかだかその組織が対象です。
しかし、意思ある「熱い仲間」がそれぞれのフィールドで同時多発的にいろんなワクワクすることを仕掛けたり、理不尽に対してNoを突きつけるからこそ、全体のいろんな部分からちょっとずつ変えていくパワーを持ちます。
いい人生は、いい人間関係に依存する。
今回、一緒に「ジブン株式会社RADIO」に関わった方々(登場する人だけでなく、リスナーとして支えてくれた人も)も、そんな「熱い仲間」の方ばかりです。
どれも聞き応えのある対談ばかりなので、ぜひお聴きください!
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