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見た目って大事

見た目は、すごく大事だと思う。

でも、人の容姿とかではなく、文章の話をしたい。

内容を読んだ時に読みやすいか否かは置いておいて、そもそも読み始める時に、文章の見た目は大事だと思う。

もちろん、その文章を開いてもらうためのタイトルも重要なのだけど。

というのも、画面びっしりと文字で埋まった画面に遭遇すると、どんなにタイトルで「おもしろそう」と、引き寄せられても、途端に「やっぱいいや」と、読むことを諦めてしまう自分がいるからだ。

そして、見た目がびっしりだと、内容で勝負ができない。試合が始まらないのだ。

だから、文章の見た目は大事なのである。そして、見た目がいい文章とは圧迫感のない文章だ。

少なくとも僕はそう思っている。パッと見た時に、「うっ」とならない文章。文字のボディブローされない感じのやつ。

とはいえ、こんなことを言う自分も、最初はそんなことを意識していなかった。文章を幾つも連ねていき、気づけば画面が文字でびっしりと埋まることもあった。

それこそ、昔のメモ帳を見ると、文字ギッチギチのメモがあり、改めて「読もう」という気すら起きなかったぐらい。(「文字の満員電車かよ!」と一人でつっこんだ)

そんな文章の見た目、ひいては改行や、文章内にスペースを生み出すことの重要性に気がついたのは、今の長期インターンを始めてからだ──。


インターン先では、扱ってるコンテンツ内の文章の編集みたいな役割を担うのだけど、一番最初に文章の校正を習った。

あれやこれやと教えられるのだけど、心得として、先輩のことばが強く頭に残っている。

「校正では、見た目を重視して。読み手視点に立った時に違和感はないか。読みにくくはないか。それを目的にするといいよ」

と、当時の先輩インターンの方から教わった。

そして、

「改行は意識してやったほうが良い。その目安は3行で改行するくらいかな。5行なら、2行と3行に分ける。もちろん、文章のつながりがあるなら、分けないほうが良い。文脈と見た目、両方を意識するんだよ」

と言われた。

このとき、「言われてみれば!」と、ハッとした。読むときは、読みづらさがわかるのに、書くと途端に読みにくくしてしまう。心の中で「気をつけよう!」と強く思った──。


そこから、3行ベースの改行をするようになった。

もちろん、1行や2行で改行するのもいい。バランスが大事なのだと思う。特に始まりは、読み手として読むか読まないかを決める大事な局面だ。

だから、改行を多くして、引き込んでいくのは読んでもらうことを意識する上でもけっこう大事だなと思う。

1つ問題なのは、パソコンで書くと画面の広さが違うから、改行を意識しても、スマホでは見づらい文章になることがあること。できるなら、2行とかで変えるといいかもしれない。

これは、あくまで一つの方法で、絶対ではない。文章をまとめることで、スクロール数が減るって考えもあると思う。もっと、色んな考えがあるはずだ。

でも、僕にとっての読みやすさは、改行から始まるし、学校のレポートだって、さすがに3行ごとではないけど、余白とかを意識する。

そして、意外とびっしりな人はけっこういるのかもしれない。そしたら、読みやすさってだけで、内容云々より、相対的に評価も上がるかもしれない。

書く内容はすぐに変えられない。でも、こういうちょっとしたコツとか、読み手視点があれば、読まれやすさは上げられると思う。

「とにかく改行が大事」ではなく、「見た目を意識するってすごい重要だ」と言いたいし、ほんとに自分が出来ているのか、改めて考えてみたい。

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