3週間のお試し福岡リモートワーク終了
3週間のお試し福岡リモートワークが終了しました。
3週間とはいえ、ガッツリ福岡に住んだのは18歳で上京してから初めてでした。
将来的に地元に帰ることを検討している自分にとっては本当に貴重なUターン体験となりました。
福岡クリエイティブキャンプさん、CINRAさん、SALTさん、The Companyさんありがとうございました!
住んだ期間のことを綴ろうと思い立ち上げたこのブログは全然やれておらず。。。
最後くらい振り返っておきます。
この企画に参加して試してみたかったこと
上京してからずっと東京は仕事の場所、自分の居場所は福岡、時が来たら帰るぞ!とずっと思ってきたが
人生の半分ほど東京で暮らして、仕事もおもしくやれているなかで根を張ってしまった感じもある。
もし帰って仕事するとなるとビジネス面では福岡での人とのつながりもなくゼロからのスタートに不安を感じる。
クリエイティブ業界の福岡での盛り上がりはどうなのか、福岡に帰って満足できる仕事はできそうか、雰囲気を見てみたい。
また、一人で暮らす親の近くにいてあげたい。福岡に住んだらどんな暮らしになるのか。
結果
大きく収穫を2つ得た。
1.福岡移住での仕事の課題が見つかったこと。
漠然と「福岡帰りたい」から、福岡で働くイメージと課題まで落とし込めた。**
2.暮らしのイメージ**
最終日に母親から「会わなくても近くにいると安心する」と言われたのが答えな気がした。**
▼まだクリアじゃないこと**
・Uターンしたい気持ちは強くなったが、時期的にいつ行くか踏ん切りがついた訳ではない。
・妻との暮らしをもっともっと考えていきたい。話はそれから。
以下、長文となりますが所感です。
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福岡での仕事
地元の企業さんをいくつか廻らせてもらったのですが、
福岡の方々はとてもフランクで人と人をつなげてくれようとする。
人の繋がりが密接で2ステップで会いたい方に出会える(紹介の紹介という意味)というのを聞いて、コンパクトシティというのを実感。
すぐに飲みに誘ってくれるし人の繋がり、人情が大事。
ビジネスシーンでは標準語で話すことに慣れていたので打ち合わせの中で博多弁が飛び交うのがとても新鮮だった。
実際に案件をやったわけではないのでまだ分からないが規模感は東京と比べると小さい。
地方都市なので当たり前だけど。
結局は仕事のつくり方だと思う。
福岡で仕事をするならやってみたいと思ったこと
やりたいと思ったのは、九州の地域や施設のプロモーション。
地元企業と行政が力を合わせて盛り上げていこうとしているのを強く感じた。
今回関わった方々とご一緒して、思い入れのある地域の活性化や、世界に向けての発信に携われたらやり甲斐を感じるだろうな。
考えが変わったところ
東京は切磋琢磨する場所、福岡は落ち着いて仕事する場所。
そう思っていた、が違う。
たぶんそれは古い考えで、
福岡を拠点に福岡以外のお客さんともお仕事しつつ、デュアルライフでの生活をすればいい。
それができる時代になっていると実際に体験してみて強く感じた。
リモートワーク(東京での仕事)
東京から離れてリモートワークしたらじっくり自分の時間を作れるかと思ったが、そんなことはなくバタついた。
東京/京都とのテレビ会議に追われることが多かった。
テレビ会議では映像は映っているものの、空気感が分からないことが多く苦労した。
普段コンセプトワークでのプランニングをチームメンバーと一緒にやってるときがとても楽しいのだけど
遠隔でのブレストはやっぱり効率的ではない。もどかしい。
ガーっと発散する作業は向かない。
自分はチームのマネジメントがあったので流石に3週間リアルでチームのスタッフと会えないと感じ取れない部分もある。
能動的に動いてくれたチームのみんなに感謝。
結局は目的意識を持った仲間とスピード感を持って仕事をすることが自分は好きなのだと気付いた。
一方、非同期で仕事ができるので資料作成などの作業をするのはとても効率がいい。
googleのサービス、slackなどのコミュニケーションツールなどを使って普段から仕事してるので
とくに東京でやっていることと変わったことはなかった。むしろ捗る。
デザイナーやエンジニアはとても集中できるからいいのかも。
ただ、もしも同僚などがいない場合は感度が鈍りそうな気もする。
月末には関わっている案件の納品をリモートでできた。
これはいい経験だった。
福岡のリモートワーク環境
福岡はコワーキングスペースが多くてとても作業しやすい。
SALTは今回めちゃめちゃ落ち着いて作業できた。こういうメインの作業場を持ちつつ、
天神や博多に出ても作業ができる。
The Companyは博多寄りなキャナルシティ前と天神駅すぐのPARCO店があって快適に利用できた。
スタートアップカフェも大名といういい場所にある。
ITの人たちにはとてもいい環境。
それぞれのコワーキングスペースの特色も理解して利用すると良いと思った。
暮らし
メシがうまいとかはもちろんなので割愛。
今宿という天神からすこし離れた場所に住むっていうのがとても良かった。
実家とは近過ぎずほどよい距離で、帰ろうと思えばサクッと帰れる。
地元の友人と仕事終わりに飲みにいけるのもいい体験だった。
シェアハウスの隣がシェアオフィスだったので通勤時間がなかった。
通勤でストレスを感じないのはマジで最高。
東京の満員電車は人生を損すると常々思う。
車を買って今宿あたりで生活するのも全然あり。
物価も安いし家賃も安い。
親のこと。
実家の近くに住めることはとてもメリット。
3週間前、福岡お試しリモートワークに参加した時、母親に企画を説明したが
「どういうこと?東京の仕事はどうするの?お母さん、いっちょん意味がわからん」と言われた。ITの仕事のやり方がイメージつかない様子。
最終日
「この3週間、アンタが忙しくてちょっとしか会ってないけど近くにおるってだけで安心ね」
と言われた。これがけっこう響いた。ぼくの仕事の内容は詳しくは分かってないけど、リモートワークしたときのイメージは持ってくれたみたい。
この3週間のお試しリモートワークは周りの人からのフィードバックもけっこう収穫。
家族とのこと
人はモノや風景への想い出によって好き嫌いが出てくるから福岡は僕にとってはとてもエモーショナル。
土地に依存するのは今っぽくないかもだけど、結局ぼくは福岡が好きなので、帰属意識が強い。
子どもが生まれたらやっぱり自分の生まれたところで育てたい。
だけど、そう考えると福岡出身ではない妻のこともケアしないとな。
シェアハウスでの生活
今回のリモートワークは6人での同居生活。
いろんな考えの人がいて様々な生活や仕事のスタイルで刺激になった。
3週間住んでみての福岡に対する意見に発見が多かった。
これはそのうちインタビュー記事になるようなので割愛。
最後に、東京に戻ってきて
なんだかんだ東京に戻ってきてホッとした。
その瞬間、今の自分の拠点は東京なのだと実感した。
将来的に福岡に戻ることも考えつつしばらくはまだ東京で頑張ろうと思う。
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