どんなことも先駆者から学べば失敗は避けられる。
先駆者はさまざまな思いを感じ、体験をしていることを知った。
初めにやる人ってやっぱりすごいなと思う。
失敗して恥ずかしい思いをしても、それを曝け出して、後続の人の糧にしてあげるから。
後続の人は先駆者がした失敗を知って、回避すれば失敗する確率が下がる。1番最初にやる人って本当にすごいを思う。
昨日の大雪の影響で、今日は路面が凍っているところが多くて大変だった。
駅に向かうのも一苦労。
1歩1歩、いつも以上に慎重に、確実に地面に踏み込むように歩いた。途中足が何度かツルんとしたけど、転ぶことはなかった。
いつもは5分くらいの距離が今日はその倍かかったと思う。それぐらい慎重に。
やっとの思いで電車に乗った。
問題は駅を降りてからだった・・・。
目的の駅は乗り換えができるため多くの人が降りた。
その乗り換えをするには踏切を渡らなければならず、多くの人が電車を通過するのを待っていた。もちろん自分もそうだ。
今か今かと遮断機が上がるのを・・・。
競馬のゲートが開くのを待つ馬ように。
そしてその時が来た。
遮断機が降りた瞬間、多くの人が一斉に歩き出す。
自分もその列に負けないように飛び出した。
1歩1歩気をつけながら。
そうした中、なぜか先頭に立ってしまった。
「よし!」と思った。
でもその瞬間、目の前に氷がはった道が現れたのである。
「ヤバい・・・でも気をつければ大丈夫か」と思い足を置いた瞬間、一瞬ではあるが両足の制御が効かず、転びそうに。
なんとか転ばずにいられたものの、派手に動いたことで多くの人に見られた。
顔から火が出そうだった・・・。
そしてそれを見た後続の、真後ろにいた人から一斉に、一列にガードレールを掴んで進み始めたのである。
その光景を見て恥ずかしさもあったが、役に立てたのかもしれないと少し誇らしくなった自分がいた。
恥ずかしさはあったけど、先駆者の気持ちがわかった、朝の恥ずかしい話でした。