最近の新卒の日報を見て思ったこと
サイバーエージェントは日報文化があり、特に新卒の日報はみんなめちゃくちゃ見てます。
最近、壁にぶつかりながらも学び前に進もうとしている新卒たちの日報をたくさん見かけます。自分の実力のなさに打ちひしがれて、怒られ、でも上手くできない。そんな現実にぶつかる人が多い時期なのかもしれません。
自分も、仕事のできなさにずっと絶望し、そのたびに学びや反省を日報やブログに書きなぐり、自分を戒めて、内省してきました。
ただ、自分の昔のブログや日報を見返して思うことがありました。
まず、いわゆるクリティカルシンキング/上流思想/コアは?/そもそも目的は?などの仕事をしていく上で本質的な根幹を設計したりデザインしなおしたりする作業は、正直内省しても言語化してもそんなにすぐできる様になりませんでした。
自分の場合、言語化や内省と共に経験が伴い精度が上がっていくものだったので、内省や言語化を先行させても実力がついてきませんでした。(ブレストでアイディアが出せないとかもコレ。背景理解が乏しいから出せない)
なので「できない自分に対して絶望する」という過剰な内省は無駄というか、そりゃ落ち込むけど、開き直ってできない自分と仕事に向き合い続けて正面突破するしかない部類の課題でした。(当時はそんな風には思えなかったけど)
逆に、ホウレンソウや、約束を守らない、など指摘された実行が比較的簡単な事柄の内省は扱いが別だと考えています。
なぜなら、反省する事が大事ではないからです。
そういった類の行動によって解決できる事は、内省ではなく、行動によってでしか評価されません。どんなに内省して、耳障りの良い言葉に落とし込んでも、行動によってでしか信頼を勝ち得ることはできません。
気合でも、言葉でも、覚悟でも、想いでもなく
行動
それだけ。指摘されたことを、改善できたかどうか。というか指摘された以上に返せたか、それだけ。
改めて言う話では無いけど日報で反省を書いたり、言語化することはとても大事です。先輩も見てくれて、あいつこんなことで頑張ってるんだなぁとか、気にかけてくれたりとか副産物もたくさんあります。
反省を言語化するというのは、一般的にも良い事とされてるのである種「甘美で気持ちがいいもの」です。
根本的な仕事力や、性格でどうしても治すことに時間がかかるもののは、大いに内省してもらって暗くなりすぎずに向き合ってください。
そして行動で解決できるものは、内省ではなく行動で解決してください。信用はそこからしか生まれません。信用がなければ新しい仕事も大きな仕事も任せてもらえません。
そんなことを、昔の自分のブログを見て思ったのでした。