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アルゼンチンタンゴ留学・現地編③世界選手権予選観覧|初めてのブエノスアイレスひとり旅

Airbからタクシーで10分程度走ると世界選手権の会場「Usina del Arte」です。
ここは元々電力会社が使用していた発電所ですが、2012年からは文化センターとして使用されているそうです。
元発電所とは思えないとても素敵な会場で、美しい建築様式と素晴らしいステージを見ることができます。

これから毎日のように来ることになるUsina del Arte
空間に抜けがある会場って良いですよね
3階には踊れるフロアがあり、時にはミロンガをすることもあるそうです
ステージは素晴らしい照明で彩られ、踊りを引き立てる。

早速会場に入ると、入り口にDiego&Aldanaが待っていてくれました。
世界的にレジェンドクラスのダンサーなのに、日本にいる時から色々と自分の面倒を見てくれて本当に感謝しています。

そして日本にいるとあまり感じないのですが、海外に来るとこの2人の人気が半端じゃ無いことに気付かされます。
少し歩いただけですごい数の人が挨拶に来るので、すんなり会場内までたどり着けません。挨拶だけでなくダンスのアドバイスを受けに来る人もたくさんいて、タンゴの神様と呼ばれているという話は伊達じゃないなと思いました。

DiegoのInstagramより。観光案内もしてもらいました。

さて、会場に入ると平日なのにタンゴダンサーでいっぱいです。約2週間もあるタンゴウィーク、皆さん仕事はどうしているのでしょうか。
アルゼンチン人に聞いたところ、タンゴのためなら仕事はなんとでもなるとの事でした。むしろ「日本はタンゴのために休み取れないの?」って言われたけど、そんな簡単にはいかない気がします。国民性や文化の違いですね…

そうそう、以前も少し書いたかもしれないのですが、このタンゴウィークのイベントは全て無料で入場できます。
これも日本とは全く異なる文化で、タンゴウィークのイベント会場や経費などのほとんどは国が支出してくれるそうです。すごい。
アルゼンチンがタンゴという文化をとても大切にしているので、国を挙げてサポートしてくれるのだそうです。
日本ではちょっと考えられないですが、日本でもいつかタンゴや社交ダンスなどのペアダンスがもっと認められる日が来ると良いですね!

全て無料ということが信じられないほどのハイクオリティなイベントが毎日続く。

そしていよいよメインイベントである世界選手権の観覧です。
世界選手権だから世界のトップばかり出場しているのかと思いきや、予選ということもあり10代のフレッシュな子たちから80歳くらいの熟年カップルまで、本当に様々なダンサーたちが思い思いの演技をしていてとても面白かったです。
もちろんトップダンサーもバンバン出てきて、こんなに上手い人がこんなにもたくさんいるのかと驚きました。世界は広い…!
まだ始めたばかりだから分からないのかもしれないのですが、この中で優劣を決めるのってどうすれば良いの?という程ハイレベルな戦いでした。
ただ、他のダンスもそうですが、ある程度のレベルまでいくと個人の好みになっていくので、自分の好きなタンゴを追求していくのが良いなと思いました。勉強勉強。

日本からもたくさんのダンサーたちが出場していました

今年のフェスティバルは過去最高の出場者数ということで朝から夜まで演技が続きます。
まだまだ観ていたかったのですが、5時間くらい観たところで次の予定に。
次はアルゼンチン生活での必須ミッション「カンビオ(換金)」です。
カンビオおじさんのところに行こうと思っていたところ、Diego&Aldanaが付き添ってくれて良いカンビオ屋さん(換金所)を紹介してくれることになりました。
自分1人では絶対歩き回らないであろう道で色々と聞き込みしてくれて、無事に換金してもらえることに。

ブエノスアイレスでは至るところに野良犬がウロウロしています

事前に用意しておいた新札の100ドル札を2枚渡し、26万ペソに換えてもらいました。
予想していましたが札束がかなりの量ですね…
これを10枚ずつの束にしてまとめて持つことになります。
とても財布に全部入り切らないないので、自分は上着やズボンのポケットなどに分散して持っていました。どこを探してもお金が入ってる状態。

今は1,000ペソ札1枚で150円くらいの価値

そして1日目の最後はショーを観に行くのですが、また長くなってきたので次回に持ち越し!
予定を詰め込み過ぎていてなかなか1日が終わらない…!!

ということで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

Nos vemos!!

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