日系企業の工場もあるハンガリーの古都 エステルゴム【ヨーロッパ編#19】
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私は焦っていたエステルゴムに行くためのバス乗り場を探していたのだが、全く見つからないのである。昼までにエステルゴムに到着して軽くご飯を食べたい。
近くの人にバス停を尋ねるが、みんな知らないようである。埒が明かないので、少し値段は上がるが列車で行くことにした。列車の駅を見つけるのにも一苦労したが、無事に発見。切符購入と同時に列車が来たので飛び乗る。
駅に到着し、ひとまずエステルゴム大聖堂を目指すためにバスに乗る。ここでもブダペストで買った乗車券が使えた。10分ほどで到着。
工事中で中には入れなかったが、ハンガリー・カトリック教会の総本山とだけあって遠くから見ても近くから見ても存在感を放っていた。
大聖堂の周りの公園からは晴天の中で街を一望できた。ハンガリーに来てから天候に恵まれず、なかなか太陽の光を浴びることが出来なかったので、この日は存分に陽の光を浴びた。
大聖堂を後にして、住宅街をぶらぶらしていると野良猫に出会う。20分ほど戯れる。
前回のnoteで軽く紹介したがこの街には日系企業であるSUZUKIの工場がある。これは冷戦終結後に経済的に解放された東欧諸国に安価な自動車を提供するための拠点として作られた。しかし、今では西欧にもむけて輸出もされており、欧州全域における一大拠点となっている。
そのため、街でも様々なところでSUZUKIを見かける。SUZUKIの電動自転車のレンタサイクル、SUZUKIアリーナなどが点在する。
この街に来た1番の理由は隣国のスロバキアに橋を渡って入国できる経験が出来るからである。何か特筆すべきことではないが、島国に住む日本人からしたら特別な経験である。
平日であったが、店の多くが閉まっており、入れそうなところがあまりなかったので散策もそこそこにしてハンガリーに再入国する。
当たりが暗くなってきたので帰りの列車に乗るために駅に向けて歩く。
この日がブダペスト最終日であったので、さいごにハンガリー料理を食べたいなと思い、ブダペストに戻った後はずっと食べたかったハンガリー料理であるラーンゴシュを食べに行った。
ホステルに戻った後は映画を見ながら、昨日の残りのサラミとチーズを食べながら、トカイワインを頂く。なんとも優雅な1日の終わりである。
明日は移動日
音楽の都 ウィーンへ
乞うご期待
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