アイスランド旅行記 (#33 復路編4)
今日は00:05にDOHに到着。DOH08:05→KUL20:55の飛行機。本当にずっと座りっぱなしでしんどい。
ほんでDOH→KULの飛行機で隣に座ったおばちゃんがむっちゃ機内食くれてお腹いっぱい。本当ありがとうやわ。
復路編といっても復路に関係ないというか、飛行機の中で思い出したのを忘れる前にメモしとくだけなんやけど、一昨日アテネで、物乞い2人に声をかけられた。1人は子供で、1人はおじさん。
子供に声をかけられた時、友人と通話中だったので適当にあしらったけど、少し後悔を感じてる。
まず英語で何か話しかけられた。なんかくれ、的な。通話中やったし明確にはわからんかったけど。で、何いってるかわからへんて日本語で答えたら、今度は(多分)ギリシャ語で同じようなこと言ってくる。またわからへんて日本語で返したら、「イタリア人?」ってイタリア語で言ってくるし、首を横に振ったら「スペイン人?」ってスペインを話してた(気がする)。
なんでこいつはこんなに言葉話せるのに物乞いをしているのか。ちゃんと向き合ってあげたらよかったなぁ。と。子供ながらに観光地で通訳とかしたらそれなりにチップ貰えるやろし、ガイドもできるようになったらとか、そのまま大人になったら本当に通訳として仕事できるやろにとか、後から色々話すべきやったこと湧いてきた。
まぁ過ぎたことはどうしようもないし、あの子とはもう会うことないやろし関係ないんやけど。
おじさんに声をかけられた時はしつこ過ぎてマジで腹たった。勉強しながら、バイトして、節約して、頑張って貯めたお金で、それでも予算ギリギリで、旅中もお金使うの我慢した場面もあるし、なんなら色んな人に助けてもらってたし。こっちだってお金に困ってるのに。
なぜこいつはいかにも自分は不幸ですみたいな顔して声をかけるだけでお金をもらえると思っているのか。
そのおっさんがどんな人生歩んできて、いま道端で物乞いしてるのかはわからんけど、相手の背景を知ろうとせんやつの背景なんて知らんし。なんかそういう態度みたいなんがもうすでにその現状を示してるというか。
自分にできることと、しなくていいこと、すべきこととかすべきでないことの選択、そのための物差しみたいなものをこの旅で気づけた気がする。
文字通し物乞いの子は宝の持ち腐れをしてたわけやけど、僕も自分の持ってるものをちゃんと分析して、使う場面とかを見極めたいと思った。
自分の技術だけじゃなくて、立場とか、個人的性格とかいろいろ、あと人脈とか?
自分で自分の将来が楽しみになってきた。
あとはこの旅で「態度」って言葉が僕の中に芽生えた感じがしてる。相手の立場に立とうとしたり、できるだけ与えるために、お返しするために何かしようとしたり、でも相手の立場に完全になれなかったり、技術レベルが伴わなかったり、伝えきれなかったり…。
空回りで逆にまた迷惑かけたかもしれんけど、なんか、それだけで関係が深まるというか、甘えるわけじゃないけど、みんなそういうのわかってくれるし、ほんと助かった。
この旅で関わった人たちの名前はみんな覚えてるし、これまで関わってきた、助けてくれた人たちのことも思い出したりして、本当にこの度は自分の中の何かが変わったというか、そんな気がしてる。なんか結論ズレたけど?
さて、今夜22:15からKIXに向けてのフライトのはずが少し出発時刻遅れるみたい。まぁどちらにせよ寝て起きたらもう日本や。ようやっと。