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ゴルフの諺に学んだ処世〜*落書きnote

 こんにちは。お立ち寄りいただきありがとうございます。
 体が不自由になって—。健康体の喪失。あれもやりたい、これもやりたいという意欲も失った。夢は半分捨てた。
 捨てて捨てきれなかった夢にゴルフがある。未練だけど。しばらくは練習場に通ったが、どうも球が真っ直ぐ飛ばぬ。左にフック、右にスライス。何度打ってもストレートに飛ばない。飛距離も出ない。
 一ヵ月通った。それでも直らないので飯より好きだったゴルフは断念した。あれから、ン十年、ゴルフはたまにテレビでみる程度だ。
 熱中していた頃の懐かしい思い出だけが蘇る。緑のコースで、無心にボールを追いかけた日々は何物にも代え難い。
 ゴルフは趣味なのか?スポーツなのか?趣味だという人もいれば、スポーツだという人も、いやその両方だという人もいる。
 私の経験からいえば、ゴルフはスポーツだと思っている。ふだんはそのために走り込む。一番から十八ホール、スコアを競うスポーツ。
 しかも、とにかく楽しい。自慢じゃないが、私のゴルフは下手の横好きだった。70台のスコアが夢だったが、それは果たせず、歳だけが80代の手前になっちまったよ…。 
 残念ながら、最近のゴルファーは知らない。青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」が活躍したゴルフの黄金時代に、私も熱中した。
 この時代、きら星のように出現した内外の名プレーヤーたちは、数々の名言も残した。それは、そのまま処世訓に通じるような諺だ。

 「ゴルフ界の諺おやじ」ことフィリップ・モンクリーフは「ゴルフはすぐにはうまくならない。しかし、いつ始めても遅すぎることはない」と言った。
 あのアーノルド・パーマーは「ちょっとした見栄が、ゲームを台無しにする」と自戒している。
 「いつか自分に幸運が訪れることを信じて、努力を続け、ボールを打ち続けるほかない」と呟いたのはボビー・ジョーンズだ。
 レジェンドのジャック・ニクラスは「過ぎた失敗は忘れ、目の前のショットに専念し、次のチャンスに賭けるのが私のやり方だ」と吐露した。
 デイビッド・ロイド・ジョージは「ハンデ30の人はゴルフをおろそかにする。ハンデ20の人は家庭をおろそかにする。ハンデ10の人は仕事をおろそかにする。ハンデ5以下の人はすべてをおろそかにする」と皮肉たっぷりだ。
 あの青木功にも名言、諺が多いが「私はいつも自分に四つのことを言い聞かしている。耐えること、やり遂げようとする気力、失敗は忘れ次のことを考えること、そして素早い気分転換」は重みがある。


 おこがましいが、私が体得した諺は「スコアと歩く距離は比例する。歩けば歩くほどスコアは悪くなる」なのだった。トホホ…というしか。情けねえよ。
 普通ゴルフは四人で楽しむ。二人でもプレーが楽しめるツーサムもあるが、最近では「お一人様ラウンド」を受け入れるゴルフ場も増えてきた。
 時代は変わる。ゴルフも変わる。
 さて、あすは晴れるのか?曇るのか?

   *フォト ▽天真爛漫

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 *俳句巡礼 朝貌の黄なるが咲くと申し来ぬ(夏目 漱石)

 季語は「朝貌=あさがお、朝顔」で秋。江戸時代の浮世絵にも黄色い朝顔が描かれているが、今でも珍種に入るらしい。
 漱石も友人から「黄色い朝顔が咲いた」と手紙をもらったというのだ。これはニュースである。幸せの黄色い朝顔。
 【夏目漱石=なつめ・そうせき】江戸生まれ、小説家、俳人、代表作に「我輩は猫である」「坊つちやん」「三四郎」など、東京帝国大で正岡子規と同窓で親友、1867年(慶応3年)~1916年(大正5年)
 【俳句手控え】2018年の朝日新聞にAI俳句のことが出ていた。北海道大大学院情報科学研究科の川村秀憲教授らが創りだした。
 AIが大量の俳句をデータとして読み込み、自らがディープラーニング(深層学習)し秒速四十句を詠むという。
 ただ、句の良し悪しは人間が選ばなければならず、この解決がAI俳句の課題になっているそうだ。

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