免許返納は人生の断捨離、ささやかな社会貢献?〜*落書きnote
♪ホップステップnote@*落書*フォト*五七五巡礼
こんにちは。お立ち寄りいただきありがとうございます。
交通事故。場合によっては、一瞬の不注意で積み木のように築き上げた人生が壊れてしまう。
私は2017年3月に運転免許を返納した。事故を起こす心配はなくなった。しかし代償も大きかった。生活の利便性を失った。
買い物のハシゴも出来ない。病院は遠くなった。好きなドライブもできない。趣味の写真撮影も不便この上ない。
だが「高齢者の重大事故増加」「認知症高齢者が徘徊運転」などという出来事が毎日のように新聞を賑わし、身の回りにも見聞きするようになった。
自主返納数が増えた背景には、高齢事故の激増、PRや世論の高まり、運転経歴証明書の発行、返納者への優待などがあるようだ。
困ったもので、歳を取ると加齢による情報処理能力や判断力の低下、反射神経や視力視野の衰えによる事故が、自動車を運転している限りつきまとう。
私は運転技術に関してはこれまで自信過剰の傾向があった。
しかし私には脳出血、心筋梗塞、脳梗塞など既往疾患と、それに伴う身体不自由というハンデがあり、そういう意味では健康な運転適性者ではないかも知れぬ。
免許を返した最大の理由は、2017年1月〜3月の間に、高速道路で二回、相次いで逆走車に出くわしたからだ。
その時、私は一瞬、自分が逆走しているのではないか?と背筋が凍りついたほどだ。もう逆走は珍しくない。日常的な風景かもしれない。
この経験が運転免許返納の背中を押した。
私にとっては決断力のいる重大事だったが、免許の自主返納は、人生の断捨離かもしれない。
ささやかな社会貢献だといいのだが。
さて、あすは晴れるのか?曇るのか?
*フォト ▽道は立派になったが事故も増える?
*俳句巡礼 礁打つ浪に八月傷むかな(秋元 不死男)
季語は「八月」で秋。礁(いくり=暗礁の古語)に打ち寄せる荒波が、八月傷む、つまり夏の衰えを感じさせる。
今年は八月七日が立秋だった。もう朝夕に感じる涼しさは秋のもの。盆過ぎから海の波は荒くなる。
【秋元不死男=あきもと・ふじお】横浜生まれ、保険会社や出版社などに勤務、島田青峰に師事、新興俳句弾圧事件で検挙される、山口誓子の「天狼」創刊に同人として参加、「氷海」創刊主宰、1901年(明治34年)~1977年(昭和52年)
【俳句手控え】俳句には「体言止め」という言葉がある。「体言止め=名詞止め」だ。芭蕉の「五月雨を集めてはやし最上川」の「最上川」が体言止め。情景を強める効果がある。
【亀の歩みのようにめざします】心のままに写真を/書きたいことを落書noteに/名句の勝手超訳を俳句巡礼に。
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