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さて、来年は晴れるのか?曇るのか?〜*落書きnote

 こんにちは。お立ち寄りいただきありがとうございます。
 二〇二一年、師走。コロナから二年?もう二年?歳月人を待たずだな。歳と共にますますその思いが強くなる。
 おいらも「コレデハイケナイ」と反省すりゃ良いものを、ついつい惰性に流される。その惰性のどん詰まりが師走というわけだ。
 去年も今年もコロナが影を落とした。周囲を見回しても景気が悪い。「去年今年(こぞことし)貫く棒のごときもの」という高浜虚子の新年の句を思い出す。そんな感じだよ。

 【もう時代についていけねえな!!】「老いては子に従え」という。おいらも老いちゃってさあ、時代の本流に押し流され、支流も支流、チョロチョロ川に追いやられ右往左往しているのさ。
 落伍感ではないが、どうも時代に取り残されそうな「置いてけ堀感」に襲われちゃってさ、ひがんでいるのさ。

 一例が「デジタルの時代」。
 デジカメはわかるさ。だが、プラットフォーム、アーカイブ、クラウドなんてわかりっこない。
 デジタル通貨、デジタルトランスフォーメーション、プラットフォーム、アーカイブ、クラウド…いったい何のこっちゃ? 

 「老人は死んでください国のため」。ヤな句が浮かんじゃった。

 【岸田総理が振るう静かなメス】マスコミやSNSが発達しているという割には、政治の世界が視界不良だ。まどろっこしいねえ。
 だけど、スローな出だしでパッとしなかった岸田文雄総理の支持率が、ここへ来て六割と伸びた。菅義偉前総理とは逆のパターンだ。
 最大の功績は「内閣の見える化」だろう。
 まず手始めに二階俊博前幹事長を切った。麻生太郎副総理兼財務相を副総裁という無役に祭り上げた。
 残るのは安倍晋三元総理。モリカケ問題、桜を見る会。未だにスカッとしない。


 政府は今度の「森友裁判」で、全面的に責任を認め裁判を終わらせる認諾という奇手に打って出たことで、赤木さん自殺の真相は遠のいた。
 これは安倍元総理や麻生副総理の疑惑が一層浮き彫りになったことを示す。岸田総理の狙いはそのへんにあるのではないか。

 つまり岸田総理は穏やかな口調で安倍、麻生、二階という「頭上の政治家」の影響力を静かに削ぎ始めている。
 「タブーの三人」に切り込む姿勢はなかなかのものだ。

 政策面では十万円給付問題で迷走したが、すぐ現金の一括給付を認めるなど「聞く力」を発揮、コロナでも先手対策の実施で国民の安心感に寄り添っている。
 それから経済政策で「成長と分配の好循環による新たな日本型資本主義」を唱え新自由主義からの脱皮を掲げているのも好感が持てる。

 永田町は権謀術数渦巻く権力闘争の戦場だ。単純なおいらは、そういう難しいことは良くわからないけれど、岸田総理が国民目線で「静かなメス」を入れることを期待するね。

 【穢された皇統譜】おいらが今年最も印象に残った出来事は、皇統譜に汚点をつけた小室圭氏と眞子さんの入籍強行だな。
 三十歳という分別盛りの内親王ともあろう方が、天皇陛下や父君の秋篠宮殿下の「親心」を無視し、皇室の儀式を足蹴にした。そして日本を捨て、政府の庇護を受けニューヨークへ行っちゃったんだからねえ。
 相手がマジメな好青年なら「おめでとうございます。お幸せに」と国民こぞって祝福したと思うんだ。

 しかし小室氏は違った。
 父親など親族三人の相次ぐ自殺。母親の金銭トラブルを「あれは借金ではない」と言い張った。秋篠宮殿下、宮内庁長官にも調子の良いことを言っていた。皇室特権を利用したもののニューヨークの司法試験にも落ちた。
 何だな、これは。
 圭氏によって手玉に取られ、穢された皇統譜は歴史上の汚点になった。これからの皇室論議にマイナスの影響を与えるのは避けられまい。

 間もなく今年もカウントダウン、数え日だ。
 さて、来年は晴れるのか?曇るのか?

   *フォト ▽冬の使者ダイダイ

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 *俳句巡礼 極月の不況あざむく蘭の束( 殿村菟絲子)

 十二月の異名は「師走」が有名だが、「極月=ごくげつ」も良く使われる。いかにもさし詰まった語感がある。泣き笑いも今月限りという切羽詰まった響き。
 【殿村菟絲子=とのむら・としこ】東京生まれ、師は水原秋桜子、「女性俳句」を興す、石田波郷の「鶴」に参加、「万蕾」創刊主宰、1908年(明治41年)~2000年(平成12年)
 【俳句手控え】二十四節気の一つ「冬至」は冬の季語。今年は十二月二十二日。京都・東寺の縁日「東寺弘法=弘法市」は二十一日に行われる。
 弘法さんはこの日全国津津浦浦をくまなく回り、人々の健康と幸福を祈る。言ってみれば和製サンタ。畏れ多くも弘法大師空海はスーパーマン!

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