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あーあ、優先座席を巡る口論とジェネレーションギャップ〜*落書きnote
こんにちは。お立ち寄りいただきありがとうございます。
世相が荒れているねえ。みんな何かしらの怒りを持っているのか、電車に乗っても不機嫌な顔をしているよ。多分おいらも同調しているに違いない。ヤな世の中になったもんだねえ。
2016年頃と話はちょっと古いけれど、ネットを流していると、こんなユーチューブがあった。
「優先席口論」というやつ。混み合う電車内で、優先席に座った若者と老人が口喧嘩しているところを撮っている。荒れた世相のとがった風景。字に起こしてみると…。
老人 日本語通じないのか。
若者 もう一回言ってみろよ。
老人 日本語通じないのか。
若者 もう一回言えよ。
老人 日本語通じない?
若者 もう一回言えつってんだよ。
老人 だから、日本語通じないのか。
若者 だから、もう一回言えよ、こらっ。
老人 何でだよ。
若者 だから、もう一回いってみろよ。
老人 だから、替わってくれって言ってるんだよ、席を。
若者 何でだよ。
老人 優先席だからだよ。
若者 何でだよ。
老人 何でってよ。
若者 (笑いながら)悪いけど、そういう人に譲りたくないわ。
老人 あんた、日本人か?
若者 悪いけどそういう人に譲りたくないわ、残念だったな。
老人 で、なに、そこ優先席だってわかんないんだ。
若者 わかんないですね。
老人 ああ、そっか。
動画はここで終わっている。「譲れ」「譲らぬ」というだけの話。
動画の投稿主は「AMBITIOUS JAPAN」という名前でその後ツイッターにこうツイートした。
「私は優先席を譲りません!!なぜなら先日、老人に席を譲ろうとしたら『私はまだ若い』と言われ、親切にした私がバカをみたからです。今後とも老人には絶対に譲りません」
要はルールを守っていればどうってことはない問題だ。高圧的にものを言わないルール。優先座席を譲るルール。
これもジェネレーションギャップの断面。相互理解なんて理想論かもしれない。だって育ってきた時代が違うんだもん。
こういう風潮が蔓延し、社会のあちこちでジェネレーションギャップ、世代間格差という問題が噴出している。
しかし、一方では災害など何かコトがあればボランティアが駆けつけ、助け合う共助の気風もある。
老人と若者の対立など、ごく一部と思いたいが。
優しく寛容な社会は、どこへ行った?(動画は「ユーチューブ 優先席 口論」で検索)
さて、あすは晴れるのか?曇るのか?
*フォト ▽古都奈良を彩る錦秋
*俳句巡礼 高しとは言はず深しと言はむ天(相生垣 瓜人)
季語は「天高し」で秋。澄み渡る天の高さ。だが表題の句は「天高し」といわず、もっともっと透明な天を「深し」という。
フランスの名登山家、故ガストン・レビファの「真昼の星」、つまり空は黒いほど澄み昼でも星が見えるというほどの深さだろう。
【相生垣瓜人=あいおいがき・かじん】兵庫県生まれ、「ホトトギス」「馬酔木」同人、百合山羽公と「海抜」創刊、1898年(明治31年)~1985年(昭和60年)、86歳で没。
【俳句手控え】俳句には擬態語を使った名句が多い。
「梅が香にのつと日の出る山路かな」という芭蕉の句。「のつと」は「ぬっと」の擬態語。
早立ちの芭蕉が山路にさしかかった時、「のつと」日が昇ってきた感動を五七五にした。