「物言えば唇寒し秋の風」、名句から読み解く?日本の諸相!〜*落書きnote
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「秋の日は釣瓶落とし」。ストンと落ちる。政治の世界でも人気がストンと落ちる例が珍しくない。名句の独善的政治風解釈—。
漂泊の俳人、芭蕉の「秋深き隣は何をする人ぞ」。名句中の名句。「隣」とは、近くて遠い中国。親中?反中?さて、どっちだ。
「物言えば唇寒し秋の風」。これも芭蕉の有名句。自民党総裁選大詰め。四候補は、美味しそうな「口約」を並べ立てるが、舌戦もいずれ正体がばれる。
しかし、モリトモにからむ赤木ファイルの再調査などについては、四候補のうち三候補が「沈黙は金」を決め込む。人命軽視も甚だしいよ。
いまの自民党国会議員、党員に四候補の真贋を見抜く力がありやなしや。
正岡子規の「道尽きて雲起りけり秋の山」という句。
菅政権が「続投」を断念したのは延命するための万策が尽きたからだ。行く手の空に湧く雲が暗雲でないことを祈るのみ。
与謝蕪村の「月天心貧しき町を通りけり」。
いわゆる新自由主義とやらで、日本は格差社会が進み、おいらのようなビンボタレが増えている。
中天には真昼のように明るい月光が煌々とし、貧困日本を照らしている。政治屋の皆さん、国民大衆をなめるんじゃねえよ。
時実新子(ときざね・しんこ)の川柳に「何だ何だと大きな月が昇りくる」。
菅義偉内閣。鳴り物入りの大きな月かと思ったら、膨らし粉をたっぷり入れたような月だった。ボーッとするんじゃねえよ!
「秋風は飽き風のごと永田町」。これはおいらの迷句、つまり迷惑な俳句。
さて、あすは晴れるのか?曇るのか?
*フォト ▽古城の秋
*俳句巡礼 昨日よりくらき白山九月尽(阿部 完市)
季語は「九月尽」。白山(2702メートル)は石川県と岐阜県にまたがる。富士山、立山と共に日本三霊山の一つ。豪雪で知られる。間もなく雪がやってくる。
【阿部完市=あべ・かんいち】東京生まれ、金沢大学医学部、精神科医、「青玄」「未完」「海程」、1928年(昭和3年)〜2009年(平成21年)