ヨーソロー岸田丸、総選挙の大海原へこぎ出す〜*落書きnote番外
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衆院総選挙の露払い、自民党総裁選が終わった。岸田文雄新総裁が節目の第百代総理になる。文句なしの圧勝だろう。
「党員・党友票は圧倒的に河野太郎氏」という下馬評を覆した。マスコミや政治評論家の下馬評などいい加減なものだ。
今回は、国会議員票、中でも派閥の縛りに与しなかった若手がそれぞれ、党風一新に動いた影響が大きい。これが最大の特色だろう。
確かに、党員・党友票で河野さんは岸田さんを凌いでいたが、予想の圧倒的優位ではなく、相当追いあげられていた。
おいらは、得票のためなりふり構わず「小石河連合」を組み、大幅に消費税を上げるような年金の抜本的改革を主張した河野さんに危なっかしいものを感じ、彼に票を投じなかった。
その点、岸田さんには安定感がある。
おいらが岸田さんを推した最大のポイントは「党役員任期を一期一年、連続三期までとする」と、二階俊博幹事長を念頭に置いた改革案を出したことだ。
タブーに思い切って踏み込んだ姿勢に、おいらは「う〜ん、やるねえ」と唸ったものだ。
それから経済政策で「成長と分配の好循環による新たな日本型資本主義」を唱え新自由主義からの脱皮を掲げたのも良かった。
永田町は権謀術数渦巻く権力闘争の戦場だ。一寸先は闇という怖さもある。そこで生き延びるには寝技、立ち技何でもありの「永田町処世術」が要るという。
単純なおいらは、そういう複雑怪奇なことは良くわかんないけれど、自民党改革へ老害や魑魅魍魎退治に、岸田さんが「静かなメス」を入れることを期待するね。
そうすりゃ今度の総選挙だって過半数以上維持は可能だと思うんだ。
さて、あすは晴れるのか?曇るのか?
*フォト ▽お山は錦秋
*俳句巡礼 十月やみづの青菜の夕靄も(藤田 湘子)
季語は「十月」。好天を連想する十月だが、そんな日ばかりではない。秋の夕方に靄(もや)がかかり、瑞々しい風景もうっすら煙っている。こうして季節は深まっていく。
【藤田湘子=ふじた・しょうし】神奈川県生まれ、水原秋桜子に師事、石田波郷の後を継ぎ「馬酔木」編集長、「鷹」創刊主宰、1926年(大正15年)~2005年(平成16年)