瞬間じぶん言語化能力がほしいはなし
「ぜんぜん何が言いたいのかわからない」
という言葉を夫に何度も言われたことがある。
キーーー!!むかっ!
そんなふうに言わなくてもさっ
とお腹がたつ。
しかしそれは悔しいけれど、じじつらしい
同じようなことを、妹とか友達にも何回か言われたことがあるし
つまり、じぶんが思ったことをうまく!まとめて!聞く人にわかりやすく伝えるぅ!
ということがとんでもなくヘタクソみたい。かなしい。
反対に、この人は話がうまいなァ。と思う人がわたしのまわりだけでも何人か思いうかぶ。
話がおもしろかったり、上手だったり、なるほど〜と思わせるような話を原稿とかでなく、即興でやるんだからほんとうにすごいなと思う。
自分の脳みそとか心とかを、瞬時にキャッチ!そして瞬時に整理整頓!そして口から放出!しちゃっているわけだからまじすごすぎ。
「この考えについてどう思われますか?」
と急にアナウンサーにふられても、
「AとBを比較して考えた時にペラペーラペラペラペーラなんとかかんとかうんたらかんたら〜であるとわたくしは存じます。」
とか述べてしまう人とかいるけど
じぶんの場合
「うーーーん、なんか〜えっとぉぉ、いい感じ的な気がしているような気がします」
とかしか言えない
まず第一にじぶんの心をキャッチすることが、
キャッチャーみたいにバシッ!といきません。スカっ!か、へにょん みたいな情けない受け取り音です。
キャッチできてそれを伝えたとしても、その答えが100%自分の心を訳せたかというと、そんなこともないような気もしますし…
その上時間が経つと変化、変形しちゃう。
昨日はこう思ってた気がしたけどなァ。
今日はちょっとちがうなァ。
と、時間差で奥の方からひょっこり違う感情があらわれたりする。
だがらむずかしいって。やめよ。そんなことしよーとするの。
で、でもぉ〜
この瞬間じぶん言語化能力は、夫婦喧嘩にはとても必要な能力
先日も夫婦喧嘩にちっと触れましたが
「アナタは!冷蔵庫にある腐ったもやしを破棄する羽目になった私のことを責めたけど!
そもそも、もやしが、あっちゅーーーーーまに腐ることを知っているのか!
いや、知らないだろう!!!え?知らないよね?もやし!めっちゃすぐ水が出ちゃうこと知らないでしょ??!だからさ、それを責めていいのはさぁ!もやしの成分を理解して、なおかつ、今日は…もう…ご飯を作る…気力が…バタンっ。あぁぁ!!あんなところに王将が!冷蔵庫のもやしのことは気がかりだが… ええい!!今日はもう…王将の餃子を…買おう。」という、そんな状態になったことがある人にしかいう権利はないーーーー!!!」
という、説明を瞬時に夫に伝えることができるかも知れない。(そんなにわかりやすくもないね)
私は、いつも夫に何かちっちゃいことを言われても、じぶんがなぜ、もやしのことを言われて腹が立っているのか。なぜモヤモヤしているのかというのを、その場で説明することができず、ただ悔しかったり、そうじゃないのに…とか思ったりして結果
「う、うええええええええーーーん!」
と泣くだけ。または、炭酸水がぶ飲み後、おえつ。
という、情けない感じになっている。
これでは、小4の息子と同じではないか。
学校で溜まった、言葉にできない不甲斐なさのような感情を
なんだかわからないけど、放つ。という感じで
「え〜〜〜ん」と泣くことがあるが。まじでそれです。母も
でもそれだと、感情を吐き出すことはできても、夫になぜ私が嫌な気持ちになったのか。という理由も伝わらないし、もやしが一瞬で腐ることも伝わらない。
どうしたら良いの?
じぶんの心の底にある気持ちを金魚すくいみたいスッとすくい出し、
そんでそれを相手にわかりやすく伝える練習をしなければいけない。
「あいらーびゅー」
「あいにーじゅー」
とかそういう単純な言葉ではないのだゾ
複雑すぎる感情を相手に伝えなければいけない。
家事や育児や仕事や、体重増加や白髪やホルモンや、貯金残高や腐ったもやしなど、こんがらがってしまった複雑な状況や感情を。
え、むず。むず〜!
この状況はアレだ。英文を勉強している中学生の息子状態だ。
「アイ アム アングリー びこーず」状態だ。
私は怒っている。なぜなら、なぜなら…!!
うーむ、ぜんぜん言葉が出ないよ。やっぱり涙になっちゃうよおおおお
てな感じ
完。
いや、おわりではありません。
ちょっと打開策をいまこっそり1人でおっぱじめてます。
なんとなく、日記を書けない息子がちょこちょこ書き続けるうちに書けるようになってきた件と同じで、もしかしたら、自分の気持ちを話すことを増やしていくうちに、どんどん言語化が上手になるんじゃない。と思い、
今日じぶんが、何の出来事に関してどう思ったのかということを、壁に向かって話す特訓を最近している。誰も聞いてくれないからな
3歳の娘に一度話してみたところ「ふーん」と塩対応であった。
この練習の成果を次回の夫婦喧嘩にぜひ生かしたい。
とぅーびーこんてぃにゅー