これまでのこと(もう1つの夢を追いかける⑥)
ヨガを教える扉が完全に開いたタイミング
2020年1月にIGNITE YOGAで3days workshopを受けて、「ヨガのインストラクターをする」ということをほんのちょっとだけ経験した後は、いつも通りのヨガの練習に戻った。
いつものM先生のスタジオに行って、いつものヨガの練習を続けた。
自分の中で「ヨガを教える」というものが少しずつなくなって行きつつあった頃、その年の4月にCOVID19による緊急事態宣言で、急にいつも通りの生活が出来なくなった。徒歩3分のM先生のスタジオにすら行けない日々。とにかく自主練の日々。
そんな中でIGNITE YOGAでは毎日8:00にインスタライブで約1時間のヨガクラスをjuriさんがやっていた。
それまではヨガの練習を夜にすることがほとんどだったのが、毎朝のインスタライブの影響で朝にヨガするように自然と変わっていった。特にIGNITE YOGAのベースとなっているヴィンヤサパワーヨガは結構動くスタイルのヨガなので、個人的には朝にやると身体も気分もめちゃくちゃスッキリするヨガである。
会社にも行けず、友人にも会えず、実家にも帰れない日々の中で、毎朝ヨガをした。インスタライブなのでもちろん無料。無料のクオリティとは思えないほど、毎朝が充実していた記憶がある。
「誰かのためになれば」
ただ純粋なその持ちでインスタライブを続けていたjuriさん。
最初は100人程度の同時接続だったのが、いつの間にか1,000人になった日があった。みんな求めていたし、ヨガの持つ力をこのときに改めて感じた。
他にもjuriさんが色々なオンラインヨガに出ていたので、片っ端から参加した。スタジオで受けるjuriさんのヨガも好きだけど、オンラインでも変わらずに好き。オンラインだから、全部の動きを一緒にやる。スタジオのクラスではポイントのポーズだけやってあとは生徒さんのアジャストをしたりするので、一部始終のポーズはやらない。だから全部のシークエンスを画面の向こうで動いているのが新鮮だった。
この頃人生で一番ヨガをしていたのかもしれない。
スケジュールを見返してみたら、1日に4回ヨガをしている日もあった。COVIDのおかげで、ますますヨガを練習する時間を取れていた。
そして、2020年6月21日。
夏至。
国際ヨガの日。
なぜだか分からないけれど、6月、急に「そろそろヨガを教えなきゃ!」みたいな感覚が降ってきて、仲の良い友人に声をかけたら、偶然にも国際ヨガの日にオンラインでクラスをすることになった。
それまで1月にworkshopを受けてから一度も誰にもヨガを教えてなかったのに、急に使命みたいなものが湧き出てきて、準備をして、当日はLINEのテレビ電話をつないで一緒にヨガをした。60分を予定していたのに75分のクラスだった。
友人のうち、1人はLAVAに通っているヨガ経験者で、もう1人はヨガはやったことないけれどやってみたいと言ってくれた友人。その後その友人は私のヨガがきっかけでLAVAに通うことになった。
たぶん、ものすごくたどたどしかったと思うし、オンラインだし、レベル感合っていたかどうかってかんじだったけれど、受けてくれた2人には本当に感謝している。
国際ヨガの日に、ヨガを教えることを始めた。
1月にはじめてマットの向こう側の世界を見てから半年。自分でもよくわからないけれど、教える練習をしていなかったのに、1月のときに比べたらすんなり出来た。
不思議な感覚だった。なぜか急にできる感覚。
でも、これまでで自分の人生でこういうタイミングはよくあった。急に何かが降ってきて、その機会が現れて、すんなり乗れるようなそんな流れ。
その前まではできなかったりなんかうまくいかなったのに、突然できるようになっているかんじ。
後で考えてみたら、COVIDの影響で毎日オンラインでヨガをするようになり、毎日同じ動きやインストラクションを聞いていたり、一部始終のシークエンスを見ていたので、耳と目から動きを覚えて、身体がそれに合わせて動くようになったのかもしれない。workshopの時は、とにかくメモを取って、メモを見て動くようにしていたのだが、私にはその覚え方が合っていなかったのかも。
頭で覚えずに、身体で覚える。
これが必要だったのかもしれない。
それから、純粋に「自分が良いと思っているヨガを他の人にも伝えられて、さらにその人が良いね、気持ちいいねと思ってくれることっていいな」と思えた。
実践をしたからこそ感じられたこの気持ちと、いつの間にか前より教えられる自分になっていたことから、「やっぱりヨガを教えることをしよう」と思った。
行くべき場所に流れる
COVIDが少しだけ落ち着いて地元にも帰られるようになった頃、地元の友人たちにもヨガのクラスをした。「気持ちいいね~」「身体が軽くなった!」と言ってくれるのが嬉しくて、もっと私が教えることを学ばないと!と思い、すぐにヨガのインストラクターの資格であるRYT200を取得できるスクールを検討し始めた。
いつかは受けたいと思っていたけれど、タイミングがやってきた。
IGNITE YOGAでもRYT200のteacher training(TTと略される場合が多い)を始める予定は聞いていたが、COVIDで開催が未確定な状況になっていた。開催を待つか、それとも他のスタジオでタイミングが合うものを受けるか。
もう一つの候補は、ニューヨークでヨガ留学を受けたときのスタジオヨギーのヤスシ先生のTTだった。だが、こちらも予定が不安定になっていた。
いつ終息するか分からないCOVID。迷いながら情報収集を続け、早いうちに取得しよう!と決めて、スタジオヨギ―のTTにエントリーした。カリキュラムの半分をヤスシ先生、半分違う先生が担当するものだった。
ところが、エントリーしたTTはCOVIDのため開催できずキャンセルになった。そして数カ月後にまた開催予定が立って、もう一度エントリーした。もちろん、ヤスシ先生が担当するもの。
ところが、こちらは参加人数が集まらないためキャンセルとなった。2回続けてキャンセルとなった。
確か2020年8月だった。
タイミングが合わないなーと思っていたところ、9月にIGNITE YOGAのTTの説明会があるというお知らせがインスタ上に急に現れた。
TT自体は2021年1月からというもの。
急いでエントリーした。
そして説明会に行った。
説明会後、もう既にTT枠が埋まり始めているから早く申し込んだほうが良いかもという案内を聞き、その場で即決して申し込んだ。
2021年1月からのIGNITE YOGA TTの第一期生になるものにエントリーできた。
行くべき場所へ流れていく。
そう感じた。
そして2021年1月7日からRYT200取得のためのteacher trainingが始まった。ここから、さらにもう一段階深い階層の私のyoga journeyが始まっていった。
詳細は次のnoteで書くけど、
本当に受けて良かった。
ヨガという存在が、もっともっと私の中で大切な存在になったから。
つづく。
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