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宇宙を駆けるよだか


今更ながら、観ました。


本当はずっとずっと観たかったもの。

理由は単純。


ジャニーズWESTが好きだから


だけどずっと観れてなかったのは


そもそもNetflixに入っていなかったし

入ったとしても課金に相当する量を観る自信が無かったから



ですが、現在絶賛ニート生活。

そして定期的な入院。


これはもうサブスクを充実させるしかない。


そう判断したら行動は早いもんで
すぐネトフリ入りました、やったー!!



そして観たのが


宇宙を駆けるよだか


だったのです。



内容は書き出すととまらないから
割愛しますが、

人生が順風満帆に進んでいるあゆみと
それとは逆に欲しいものを何も手に入れられていない然子の
心と体が入れ替わるというもの。

そしてそれを支え何とか解決しようと奮闘する
火賀くんとシロちゃん、

そんな4人のお話。


感想を一言で言うならば

老若男女関係なく、人間みんな
見た目じゃなくて中身

これに尽きるな、と。


だけどいろいろ考えた。


入れ替わったことで知った世界もあるということ。

そしてどれだけ自分が認められ優しい世界に身を置いていることが尊いかということ。

悪いことは何もしていないのに人に信じてもらえないことや見た目で全て判断されることの理不尽さ。

大切な人を信じ、包み込むことの素晴らしさ。

自分を蔑むことで起きる弊害。


このドラマには色んなメッセージが込められていると感じた。


然子は、容姿も環境も底辺で
何もしていなくても周りから疎まれ
常にイジメのターゲット。

そんな然子が順風満帆な人生を送り
大好きなシロちゃんと付き合って
学生生活を謳歌しているあゆみに嫉妬を覚えるのは
そう難しいことではない。


ドラマを見ているときはぶっちゃけ
心と体が入れ替わって
見た目が然子で心があゆみになった主人公の異変に
いち早く気づき、支え、笑顔で接して、希望と光を与えてくれる
火賀くんの存在に全私が惚れた。

めちゃくちゃ推しキャラだと思った。
もはや好きだった、結婚して欲しいレベル。


シロちゃんに関しても
クソ野郎か?と思う場面もあったが
言葉にしてないだけで実はめちゃくちゃ策士で自己犠牲を厭わないイケメンだった。


心があゆみで体が然子の女の子は
本当に気の毒だな……と思って可哀想だったけど
初めて経験する屈辱や困難にも火賀くんのお陰で乗り越え、
持ち合わせた素敵な心と相手(然子)を思いやる気持ちで少しずつ世界を変えていく。


そしてもうひとり。
見た目はあゆみで心が然子の女の子。

容姿、環境、シロちゃんという彼氏、友人……
欲しいものは全て手にしたのに
どうしても幸せそうに見えなかった。

何故だろう??

答えは明白、中身は然子だもの。


元々然子は、あゆみの全てに嫉妬し
被害妄想も甚だしいレベルでこの度の騒動を巻き起こしたわけだけど

然子が歩まざるを得なかった過去を振り返ると
ひん曲がった性格になるのも多少なりとも理解出来た。

粗悪な家庭環境やイジメ、
自分を肯定してくれる人は誰一人としていない。
そして容姿についてもからかわれ、軽蔑される。


そりゃ自分で自分のことを蔑んでしまうようになるわ。

自分はブスになりたくてなった訳じゃない、
この最悪な環境を求めていた訳じゃない、
私だって、あゆみになりたい。

そう思うのはごくごく自然な事だし
自分のこの状況を周りのせいにしたくなるのも
なんかわかる気がした。


それで思った。


性格が全て、とは言うものの
性格も環境や状況によって作られるものである、と。


きっと然子が、あゆみの容姿でない人生だとしても
温かい家庭環境や友人たちに恵まれていれば
こんな性格にはならなかっただろう。

逆も然りで、あゆみが然子の環境や状況なら
今とは違う性格になっていたはず。


そう思うとやり切れない思いがした。


もちろん、環境や状況が順風満帆でなくとも
心の綺麗な人はいっぱいいるし
逆もいっぱい存在することは知っている。


ただ、このドラマで改めて性格はこうやって作られていくものだと分かった。


じゃあいま、望まない環境にいる人はどうしたら良いのか、って考えるけど

きっと自分をしっかり自分で愛せばいいんだと思った。


それが一番難しいことは100も承知だけど……

でもきっと、自分を抱きしめて愛してあげることが
その環境を打破する近道なのかもしれない、と。


エンドロール、
然子とあゆみ、火賀、シロちゃんは仲良くなっている。

それは、今回の入れ替わりによって
色んな環境の、色んな立場の、色んな人生を
少なからずとも経験し
然子の気持ちを知り、心に寄り添えたからでは無いだろうか。

然子も、そんな3人の思いに触れ
自分を徐々に愛することが出来るようになっていったからこその描写であると感じた。



私は、私をしっかり愛してあげたいと思ったし

自分の人生が全てではないことを改めて学んだ気がする。

人には人の人生があり、その中に幸せも苦しみもある。
その苦しみの部分に土足で踏み込まず、どれだけ優しく包み込み、気持ちに寄り添えるのか。

それが私たちには大切で、求められている事なんだろうな、と。



長ったらしく書いたけど
ネトフリ民は是非とも見て欲しいなと思う作品です。


最後に一言いっておくと、
火賀くんの存在には要注意。
絶対に惚れるし沼に落ちるから。

そして然子もきっと火賀くんがいたからこそ、
立ち直ることができたんだと思う。


火賀くんのように、どんな人にでも笑顔で寄り添って包み込める人間になりますように。

そう願いを込めて、今日は終わります。



#ブログ #日記 #おうち時間の過ごし方 #映画

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