好きな動画クリエイターの1万字インタビューを書いた話【遅くなった取材後記】
動画クリエイターユニット「午前0時のプリンセス」の4人、momohahaさん、大内アイミさん、JESSICAさん、聖秋流さんにじっくりとお話を伺いました。
2020年にライター活動を始めて、4年。1万字の長文インタビュー執筆はほぼ初めてです。書き手として、「レベルアップできたかも?」と思えた仕事でもあります。少し時間が経ってしまいましたが、このnoteでは1つの仕事の経緯を振り返ってみます。
⬇️記事はこちら。
撮影はエンタメの写真撮影をバリバリこなしている、是永日和さん。みなさんの関係性や空気感の伝わる写真も最高なので、ぜひ見てほしい。
記事の内容と「ぜろぷり」さん
それぞれのメンバーがTikTok、Instagram、YouTubeで多数のフォロワーを持ち、総フォロワーは記事執筆時点で570万人越え。4人でユニットを結成し、YouTubeを始めイベントやポップアップなど大活躍しています。それぞれの皆さんがメディアで取り上げられていますが、4人揃ってのインタビューはまだそこまで多くありませんでした。
⬇️YouTubeチャンネル
企画が生まれた経緯
掲載メディアは、「ユースカルチャーの発信地」をテーマに、ユース世代のアーティストやクリエイター、モノやコトの情報を届けるWEBマガジン『Beyond magazine』。
アーティストやお笑い芸人などのインタビューも多数掲載していて、写真を含むデザインもとてもかっこいいメディアです。
そこでの連載企画『川内イオと稀人ハンターズ』で、企画提案して採用され、インタビューに至りました。
『川内イオと稀人ハンターズ』って?
ここで、少し振り返らせてください。川内イオさんとは、「稀人ハンター」を名乗り、「世界を明るく照らす稀な人」を取材し、多彩な生き方や働き方を世に広く伝えるべく活動している方。
さまざまなビジネスメディアで、稀人たちの人生を深掘りし、1万字近いロングインタビューを執筆しています。
グイグイ読ませる文章は「読む情熱大陸」とも言われ、ライターのファンも多い書き手の1人です。私がライターになったばかりの頃、「インタビュー記事を書きたいならイオさんの記事は勉強になりますよ」と勧めていただき、イオさんの記事が世に出るとすぐに読んでいました。
⬇️川内イオさんの執筆記事
稀人たちへの取材やルポをまとめた著書も多数お持ちです。
その、稀人ハンター・川内イオさんが主催するスクール「稀人ハンタースクール」に、2023年の春、1期生として参加しました。
スクールでは、稀人の探し方、取材前の準備、実際の取材など、イオさんの仕事術や考え方をNGなしで教えてくれました。
このスクールのスタートを機に、メディアからの提案で始まった連載企画が『川内イオと稀人ハンターズ』です。イオさんから売り込みをしたわけではなく、イオさんが「スクールをしている」ことをSNSで発信していただけで、この企画がメディア側から来るということが、イオさんの書き手としての信頼の表れでもあります。
(ほかのメンバーの取材記事も、一人一人の人生が浮かびあがるとても良い記事ばかりなので、超おすすめ。)この連載企画にて、企画提案して通ったことで、取材に至りました。
取材依頼、そして取材へ
さて、企画が通ったらアポ取りが待っています。ど緊張で取材依頼書を送信……!
取材を快諾いただき、さらに、いつもメンバーが撮影をしている「ぜろぷりハウス」でぜひ、とのご提案をいただいて。緊張しながら取材に伺いました。
⬇️ぜろぷりハウスが出てくるYouTube動画
私が家でも彼女たちのYouTubeチャンネルやショート動画を見ていたので、子どもたちに「ぜろぷりのみなさんにインタビュー、するよ!」と伝えると、「すごい!」と驚きのリアクション。さらに、いざ取材当日、娘が4人の似顔絵を描いて持たせてくれました。
ただ……人にお土産を渡すことすら緊張する、コミュ障がちな私。子どもが描いたイラストを……渡すの……?と、チキンを発動。「渡せたらいいな」と、だいぶ弱腰で取材現場へ向かいました。
同行してくれていた編集さんにイラストのことを伝えると、「えー!いいじゃないですか!」と背中を押してくれ、さらにインタビューの時もイラストのことに触れてくれたおかげで、メンバーのみなさんにイラストを渡すことができました。
取材の前にお渡しすると、「えーー!娘さんが!!!可愛い〜!」とリアクション(やさしい……)娘が4人それぞれ動物に見立てて描いていたので、1人ずつイラストを見てくれました。
「おおうちねこ!」「セシルハムスター!」「ももははパンダ!」
………「「「「ジェシカハリネズミ!!!」」」」
4人が声を揃えて、娘の描いたイラストでひとしきり盛り上がってくれてから、インタビューに入りました。娘、ありがとうよ……!!
記事執筆をして感じたこと
記事を書くときは、4人のこれまでと、出会い、交差していく様子を描くことを心がけました。「動画クリエイター」を生業にしている方とお話することが初めてだったので、みなさんの考え方はどれも新鮮でした。明るく見えても、幼少期はおとなしかった人、幼少期からとにかく明るかった人、それぞれ個性があります。
自分で書いてるときはなかなか自分の記事を客観的に見られないものです。「この話、意味わかるかな?」と思いながら、編集を担当してくれているイオさんに提出。「面白い」「複数人が登場するインタビューって難易度高いけど、よく書けている」とコメントをもらい、心底ほっとしました。
最後は娘のイラストを持って写真も撮らせてもらいました!(SNS掲載の許可をもらっています)
▼記事の感想も色々いただきました。嬉しい。
改めて、ぜろぷりのみなさん、ありがとうございました!これからも応援しています。
お知らせ:ネットショップでZINEの販売を始めました!
12月1日に開催した「文学フリマ東京」にて販売した、初めてつくったZine(自主制作の小冊子)『こども 生きもの 空のした』をネットショップでも販売スタート。
転勤族の私たち家族は、2019年から2023年春まで沖縄の竹富島で暮らしていました。このうち、2019年〜2021年に書いたエッセイや写真をまとめたフォトエッセイ集です。お手に取ってもらえたら嬉しいです。