楽しい食事（ほぼ飲み会）とは？について考える

今時点で楽しいと感じた飲み会を思い浮かべてみた

モットーとして「食事を楽しむ」を持っていて、楽しい食事にはどんな要素があるのか、それを増やしていくにはどうすればよいのかを考えています。

まずは、楽しい食事とは？を思い浮かべてみました。
男性視点で書いています。
・仲間とわいわい楽しい話をする（男女含めて）
　最近何してるかとか、ハマっていることとか、他愛のない会話をする。
　たまに恋バナもしたりする。
　なぜ楽しいのか？
　⇒共通の話題に対して、出した意見に対してテンポよく返事がくる。
　　臨場感がある。
　　たぶん新しいネタを仕入れたという面白さと好奇心もある。

・女の子と2人でデート
　2人きりというドキドキ感、次何しようかなー、どこに行こうかなーという下心。お酒が好きだったら2軒目に行くのもいいなーとか思っている。準備段階から楽しい状態。
　少し落ち着いた店のテーブル席で、ゆったりとした空間を楽しみながらおしゃべりをしたり、わいわいしてる店のカウンターで、周りはうるさいけど二人の声は聞こえるぐらいの距離感で話をしたり。
　今後、関係性を発展させられるかなという緊張感も同時にもちながら話しながら食事を楽しむ。
　相手が思っている「ひっかかる行動」を行ってしまうと一気に場の空気が冷える。あ、この人ないわ。。。と思われてしまうやつ。

・男子会
　わいわいと結婚とか仕事とか。下ネタもある。
　悪いことではないが、秘密の話題を共有するという連帯感や、
　下ネタという声を大きくして話せない背徳感が楽しさを感じさせるのか。

・女子会
　ちょっとよくわからない。
　たぶん内容は男子会と似た感じで、恋バナの割合が大きいのでは。

・家族との食事
　兄弟だったら楽しいが、両親が入ると楽しくなくなる。
　大体焼肉。もしくは、料理屋さんや食堂に飲み物がついているようなお店。小さい子がいるため、居酒屋は行かない。（という教育方針）
　食べているものは美味しいのになぜか場の空気はよくないやつがあるのは、積み重ねてきた歴史と相性の悪さ（性格や思考が合わない）が原因か。大体いらない心配をずっとされる。
親と子だと、どちらかからの一方的な物言いになって会話を楽しむという感じではないからか。
　兄弟に絞った場合、冗談を交えながらいじったりして気兼ねなく会話ができる。

・一人で店の人と少し話す
　料理の感想を交えながら感動を伝えると店の人に喜んでもらえる。
　美味しいものに出会えた感動。　
　
・あるテーマで集まったメンツ、いわゆる○○会みたいなの
　焼肉好きが集まって、美味しい焼き肉を食べる会。みたいな。
　話す内容は最近のお仕事の話もあるが、
　大体「おにくうまーー！」しか言っていない。
　⇒共通のものを食べ、美味しいお肉を食べる喜びを分かち合うことに楽しさを感じる。人同士がつながりを持つことは大切ということか。

・夕焼けハイボール
　個人的に結構好きなパターン。
　夕日を海岸で見ながら、近くのコンビニで買った缶のハイボールを飲む。
　1人の時はしっぽりと、複数人の時は語りながら夕日が沈むのを待つ。
　夕日が沈んだら終了。たまに暗くても飲んでる。
　顔が見えなくなっても話せるものだ。
　いい雰囲気で時間と場所を共に過ごす。

他の人にも聞いてみた

どんなときに食事を楽しいと感じるか？
⇒食事（食べるという行為）自体が楽しいと思ったことがない。おしゃべりが好きだから。その場の雰囲気が好き。
ランチは、パッと食べてしまうのでそんなに楽しくはない。あまりおしゃべりをする間もなく、ただ食べに来たという作業をしている感覚。
価格と味が見合っていないと楽しさは減る。逆に見合っていると良く感じる。競争の原理がないところは、考えて作られたものというより作業として出されたご飯が多い。味に気持ちが入っていない。

夜の飲み会は楽しい。時間の区切りがない。つまり、仕事が直後に控えていないので気にせずにいられる。
また、他の人と同じものを自然に食べているという共有感がある。
相手のものがほしいわけではく、ただ、空間を共有している感じがよい。
感覚としては、家族全員バラバラのご飯を食べるのが不自然に見えるように、自然に同じものを食べられている。安心感にも似ている。

明日の仕事や家にいる家族の気にせず飲めると楽しい。
普通の家族の場合、飲み会が多いと奥さんが渋い顔をするはず。
なぜか？夫だけ楽しんでいる、飲みに行くとお金がかかる、夕飯を作っていたのに無駄になってしまうから。（自分が作ったものが無駄になり徒労に終わったときの虚脱感）

今のコロナの状況におけるWeb飲み会ではどうか？

今まで当たり前にしてきた一緒に飲みに行くという行為が、実は恵まれた行為であったことに気付く。つながりを感じる意味で。

Web飲み会ではこんなことに不満を感じるからやる人が減った。
　しゃべり出しがかぶって気まずい。　あっ、すみません、、のやつ
　デバイスやネットワークの関係で音声が遅くなる。
　会話のテンポが遅くなる、量も減る。
　ささいなツッコミができない
　場を共有している感じが少ない。
　画面が小さく、話している感覚がしない。（単純に大きい画面になったら解決するかといわれたらそうでもないのかも。）
　なぜ？料理・飲んでいるものが違う、「それ美味しそう」がやりにくい。
　周りには家族がいることが多いが、家族が参加できていない感覚。疎外感
　＝耳栓をしていたら、周りの人からしたら片方の音声（今現場にいる方）しか聞こえない。電車の電話と同じ感覚（マナーだから、ではなくなぜ不快に感じるか）。
　また、参加している方も、家という１つの空間で同僚に対しての顔と嫁に対しての顔を使い分けにくい。分人。正直恥ずかしい。MAXのテンションになるには空間を分ける必要がある。
　

まとめてみると楽しい食事をとるとは、

食べ物・空間・時間を共有している感覚が大事。つながりを感じる。
それぞれ楽しみ方があるとは思いますが、私や周りの人だと、
WHY：基本は懇親になるのかな。
WHAT：みんなで共通しているもの、美味しいものを食べたい。
　　　美味しいものを食べた喜びの表情を、全員が出来てたら幹事に感謝の何かが送られる。
HOW：わいわいとおしゃべりしたい。
WHO：共通の話題で気兼ねなく飲める人たちと、家族のことは気にせず
WHERE：同じ空間を共有。
WHEN：時間（明日の仕事に向けたリミット）を気にしなくてよい。

もっと楽しくするにはどうする？

解決するプロダクトの方向性としては以下のどれかで攻めようか。
つながりを感じさせる何かが欲しい。
WHY：目的をどうにかするのは難しい部分がある。。。
WHAT：飲み会の時に同じものが届くようにする。お互いの料理を送りあう。（オンラインの場合）
　　　　喜びの表情だと、顔にその日食べたお肉をのせた写真が発行される
HOW：わいわいと盛り上げてくれる。
　　　⇒これは元々何かありそう。デートのときに気まずい時間が流れないようにするものとか。相手の好みの情報をさっと教えてくれる。
　　　今日のメンバーだけの秘密ノートとか。LINEのアルバムかっ！よくできていらっしゃる。
　　　楽しいひと時を残しておくために、喜びの表情になったときに自動でシャッターを切ってくれるカメラ。
WHO：飲みに行くけど家族に先に断りを入れる、もしくはお詫びの品を入れる。約束を交わす。奥様のお仕事と代わる日を作る。自動的に左記をやる。
　　　誰かを飲みに誘いたいけど、なかなか誘えない人のために、うまく誘うツール。今日飲みたいボタンを押すと、近くにいる人や近い関係の人の予定を確認してチャットを送ってくれる、または、今日飲みに行きたいマークがつく。今日飲みに行きたそうな顔をしている人は誘われやすい。そのオンライン対応版（コミュニケーションをとるきっかけを作る。）
WHERE：疎外感を家族に感じさせないように、別の空間でひっそりと気配を消す。やりたいのは単一の人でいられる場所の形成。（オンラインの場合）
　　　　バーチャル飲み会。VRを使って友達のアバターと飲み会をする⇒これは既にありそう。
WHEN：明日の仕事をなくす。⇒遅くまで飲むときは午前休を自動で入れる。Slackに「明日午前休みます」のメッセージを入れてくれる。近くのホテルを押さえてくれる。
　　　近くで夕日が沈む時間の30分前に、時間・夕日が見える場所・ハイボールを買える場所を教えてくれて、夕日に合わせた音楽が流れ始める。写真を撮ろうとすると自分の顔が夕日になる。優しい女性の声で日の入りまでのカウントをしてくれる。夕焼けがきれいだから見に行こう（飲みに行こう）と周りの人たちを誘う。