いつも旅の動機は突然に訪れる。この日も目覚めた好奇心に誘われるまま旅支度を始めていた。 十一月、鹿児島の南西奄美大島へと向かう。途中、鹿児島空港付近の上空から濃い緑色の霧島山麗を眺めながら進んでいく。気が付くと、外の景色は柔らかい白味を帯びた青に変わっていた。この旅でこれから出会うこと、そこから感じたことを記憶として残したいと、沸き立つ気持ちを押さえて、わたしは心の中で静かに踊った。 いつからかは分からないが、大人になってからその土地に根付く職人の技に触れることは、
朝8時のプラムジャム ことこと煮詰めながら一日のことを ゆっくり考える愛おしい時間 出来たての甘酸っぱい香りをいっぱいに頬張って いってらっしゃい 材料 プラム 6個 砂糖 プラムと同量程度(きび砂糖使いました) 作り方 1.鍋にカットしたプラムを入れて砂糖をまぶし、30分置く。2.中火でアクがでたら取り除く。3.水分か抜けて煮詰まってきたら弱火に。4.ちょうどよい固さになったら火を止め粗熱をとる。5.保存便に入れて完成。 料理の隠し味に使う場合は砂糖控えめがお
前々から続けている趣味の洋裁。 洋裁を大人になって始めたのは、子供のときに感じた懐かしい心ときめく時間を願っていたからかもしれない。 その当時、シルバニアファミリーの服をカラフルなハギレを使って創作するのが、人形遊びや飯事よりも好きだった。どんな色、形にするか自由に作る。正解のなさ、その時にしか生まれない発想からしか生み出せないものづくりを楽しみ、夢中になっていた日のことを思い出す。 情報に溢れている毎日の暮らしの中で、今となっては、新たなものごとを始めるにはまずは思考が
あるコラム記事で目に留まった言葉 一つひとつの選択がわたしをカタチ作っている。 当たり前のようで、ハッとした言葉。 わたしは思考を重ねて形にされていく「過程」に興味がある。人それぞれの多様な考え方や価値観を知ることに面白みがあるし、そこから生まれる物事が好きなのだと改めて気づいた。今の仕事にも関わっていくことだけど、実践も含め編集を学ぶことに今年は時間を使って行きたいと思う。