一芸払いは『価値主義』の先行モデル
大野:それにしてもさ、一芸払いのコーナーはマジで良かったよね。笑
木村:面白いよね、おれたちが一番楽しんでるかもしれない。笑。普通のセミナーとか講座って、一方通行じゃないどうしても。質問とかはあるけど、参加者が前に立つことなんてほとんどなくてさ。それが前に出て来て何かをするってまずないじゃない。
大野:なんかほんとにさ、お客さんじゃなくてさ、関係者なんだよね。
木村:そうそう、そういう感じはある。
大野:どんどん面白くしていきたいしさ、こういう面白い仕組みはこれからも取り入れていきたいね。
木村:おれも講演系のイベント参加したりすることもあるけど、講師の人はある分野についてはすごいかもしれないけど、他の分野に関しては参加者の方がすごいことなんてザラにあるじゃない。
大野:それはね、あるある。
木村:でも講師ばっかりやってるとそういう当たり前のことも忘れちゃうというか、実際以上に自分のことを過大評価して滑稽なことになってる講師の人とかもいるもんね。笑
大野:笑。
木村:ああいうのは本当にイケてないと思うし、実際一芸払いで前で色々と聞かせてもらうと本当にすごいなって思う人ばっかりだったよ。
大野:そういうゼミの中でいい刺激が循環するのは素敵だよね。
木村:なんていうんだろ、通販ショッピングで、値段決まった後にどんどんおまけが追加されていくやつあるじゃない。『なんと!これもつきます!これもつきます!!』みたいなのあるでしょ。笑
大野:うん。笑
木村:おれの講座内容はそのベースの商品で、それだけで値段分の価値はあるんだけど、一芸払いによってどんどん価値が付け加わっていくっていうさ。そういう感じのイメージだな、一芸払いって。参加者によってどんどん付加価値が高まっていく。
大野:本を書きに来たけど、それだけじゃなくていろんなパフォーマンス見られるってのは、参加者としてもきっと面白いよね。
木村:創作意欲が湧く瞬間ってさ、誰かの創作活動に触れたときってことあるじゃん。美術館行って作品見て、おれも書いてみようかな、みたいなさ。参加者の人はクリエイターの人が多いから、普段から何かしらの創作活動には触れてると思うけど、普段関わらない、ジャンルの違う創作活動してる人と関われるのは刺激になるんじゃないかな。
大野:それはある気がするね。何かを考えるとか、生み出すとかの刺激は受けるもんね。
木村:資本主義の次、インターネットやSNSによって新たな経済圏として『価値主義』って呼ばれるものがあるじゃん。
価値主義とはメタップス佐藤航陽氏が提唱する、資本主義の次に来る経済圏。“価値主義というのは、お金は単なる「ツール」として、価値はあるけどお金にならなかったものを見直す考え方。”【佐藤航陽】価値主義の時代に、価値ある人間の条件より抜粋
木村:一芸払いって、貨幣によらない価値交換でしょ。物々交換ってあるけど、一芸払いではその一芸が必ずしも物質的である必要はない。実質と実質の交換で成立してる。要は『質々交換』が一芸払いの本質じゃない。こういうのをやってる人ってまだあんまりいないんじゃないかな。
次回『AIネイティブ世代の優等生クラスってこんな感じ、かも(あるいはクラスでちょっと浮いてた人たちの集まり)』へ続きます。
お知らせ
8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座第を渋谷で開催します。
詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座
AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。
データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。
そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。
そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。
例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。
しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもありません。
ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談を行います。同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。
■対象人物
・「出版や内容に興味はあるけど書けることないんだよなぁ」という方
・『つくり出すこと』をしているすべての社会人、学生
・独自の技術や作品を持つクリエイター
・自分のノウハウを体系化させたい人
・電子書籍やペーパーブックで出版したい人
・ニッチな言語や技術を極めている人(初回ではアラビア語の詩集の出版を目指している方も来ました)
■場所
くるくる Global Hub
(JR渋谷駅から徒歩5分 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目13−5)
■日時
・8月19日(日)16:00〜18:00
■料金
・一般3,000円
・【一芸払い】2,000円
※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、料金の一部をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の一部とするコースです。
詳細はコチラ 『一芸払い、始まる』
■お申込み方法
peatixにてチケットをお申し込みください。
詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
※Facebookで参加ボタンを押すだけではお申し込みにはなりません
参考note記事
・アーティストよ筆を取れ。出版は爆発だ。
・スマホがあれば出版できる
・10冊売れると10.000円。電子書籍の印税の話