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「老害」と「歴史上の偉人」の違い
いろんなところで耳にすることが増えてきた気がする言葉
「老害」と「ゆとり世代」
他にもいろんな言い回しはあると思いますが、 若い人と中高年の人同士の、お互いを否定しあう言葉です。
若い人は優れていて、中高年は劣るものの代表格として ITに関する知識があげられると思います
でも、よくよく見ると本当にITに強い若者は少ない気がします 若者のITの弱さも確かに感じます。
スマホが出てきて娯楽でなんとなく使えちゃっているので
ITが得意と勘違いしちゃった世代だと思います。
パソコンで作業する上司を陰で馬鹿にしていた新人もみたことがあります。
スマホでフリック操作が早くてというだけで、実際にパソコンが使えない人でした。
要はスマホでできる範囲のことしか触れていないということです
それと不思議な法則に気づいちゃいました・・。
「戦国時代の武将」「歴史上の偉人」を尊敬していると公言する若者ほど なぜか中高年や年配の人を「老害」と嫌う人が多いんです。
確かに技術面で見れば、昔であればあるほど未熟でしょう
例えば本田宗一郎も、 何もない時代から生み出したことがすごいのであって、 技術的に今のホンダの車の整備士や工場従業員よりも 低レベルな初歩レベルだと思います
技術的には自分たちよりも劣る創業者を、 なぜ現代の従業員はリスペクトするか?
それは、その時その時のプロジェクトを成し遂げた過程が すごいことだとわかっているからです。
また今となっては常識すぎる初歩の初歩も、 先人たちの努力と犠牲によって考査と実験が繰り返されて判明したことです
その姿勢と、今自分たちがこうしていられる道を作ってきた人たちとわかっているから尊敬できます。
社長や経営者や役員のことを悪く言う従業員も メディアでもよく目にするようになった気がします
例えば、実際に業務の実務内容に対する意見の相違ならいいのですが
社長や、役員や、世の中のお金持ちや、国会議員など 社会的立場のある人に対し、 「給料もよく安定した立場で、休みも多く、のうのうと暮らしている」 「自分たちの生活が苦しいのは、国が悪い」「政治が悪い」 「社長や役員や議員の給料を減らして、人件費に回せ」
お門違いもいいところです お偉いさんに文句を言うなというわけではありません 「意見」を論理的に言いましょうということです
今、ITに限らず現代がこんなに発達している家庭を考えると 先人たちがかなり苦労をしてきて、その苦労を改善するために 更なる努力を重ね、時に犠牲も払いながら技術革新してきているんです
古くなった当時の技術そのものは、懐かしむだけで十分ですし、 実務の参考にする必要はありません
でも、そういう風にその時の課題に対し対応してきたかの過程は とても参考になるものです
大昔の歴史上の偉人と同じように、目の前のおじさんやおばさんたちも 見てみたらいいと思います
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![磯村 雄二](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65139869/profile_d36cf355ae87341593df5cf97e03f2b7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)