朝出てこない
Hello note!
朝出てこない社員の話。
地方から出てきている社員に、借り上げ社宅に入ってもらうことはよくありますね。
当然、社宅の契約は会社でしますので、どこの物件かもわかっていますね。
ある朝、ある社員が出勤してこないという連絡が入った。携帯電話に連絡しても出ないと。10回くらいはかけたと。
聴くと、借り上げ社宅に住んでいる社員。
人事としては、倒れてるんじゃないか、1人で孤独死してないかなど心配になる。成人の社会人とはいえ、田舎には親御さんがいて、こちらに来てもらっているということもある。死んでいたら、申し訳もつかない。
と、全ての仕事を止めて、取引先が来る商談は別の人に対応してもらったり、延期してもらったりして、社宅に急ぐ。
ノックしても、外から叫んでも反応がない。
扉の取っ手を捻ると、開いている。
うっ、なんでだ?
殺されてはいないか、と不安になる。
入ってみると、テレビがついていて、布団の上で当人が寝ている。
叩いてみる。反応があった。
こちらを見る。
状況が把握できないようだ。
う?え?あ?なんでいるんですか?
なんでいるんですかじゃないだろう。
心の中では、生きていたのでホッとしている。
完全に二日酔いの顔だ。
何時だと思ってるんだ!
11時だぞ。
起きて昼から会社出てこい!
と言ってもまた寝るかもしれないので、準備しろ、待ってるから。
一緒に電車に乗って会社に向かった。
酒に飲まれる社員は要注意。