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経験させることが大事
こんにちはこんばんわ、OKUです。
今回は、「経験させることの大切さ」についてお話します。
★はじめに
先日僕は次のようなツイートをしました。
自閉症やASDのお子さんには、とにかくたくさん経験させてあげてほしいです。苦手なこともいっぱいわかるけど、嬉しいことや好きなこともわかります。
— OKU@自閉症・知的障害専用アカウント (@ggcmm865) December 7, 2020
「世の中にはこんなに楽しいことや素敵なことがあるんだ」と自分で気づくチャンスを与えて欲しいです。
ほんとに大事なことなんです。
もしかすると、自閉症やASDなど発達障害のお子さんを療育されている親御さんからは、「言われなくてもわかってる」「行動障害があるからそんな簡単なことではない」といった声が聞こえてきそうですね。
なので、ちょっと掘り下げてお話します。
★「多分この子には無理だろうな…」が先にきていませんか?
一緒にいろんなところへでかけたり、好きそうなことをやらせてみたり、確かにしてると思います。
ただ、よく考えてもらいたいのは、最初から無理そうなことを避けていませんか?ということ。僕の経験則からいくと、無意識でこれをやってしまってる特にお母さんが多いんですね。
例えば、行動援護の支援で出かけるとき、
「この子は人込みが苦手だから、人の多い場所へは行かないでください。」
「お昼ご飯は、和食が苦手なので洋食にしてください。」
「バスは使わず電車で移動してください。」
こういった類の要求が結構あります。
で、これね、人が多くても大丈夫な場所もあるし、少なくても苦手な場所もあるんですよね。和食を避けたら、和食の中でも美味しいものがあることを知れないし、バスを使えないとバスじゃないと行けない場所は選択肢から消えてしまいます。
(試したら大丈夫なことが多いです。)
多かれ少なかれこういった選択肢を最初から狭めてしまうような親の価値観が、けっこう自閉症者の世界を狭くしています。
そういう風に育っている利用者さんは、こちらから尋ねたとしてもお母さんの要望と同じような返答をされるので、大きくなった後に関わる僕たち支援者は、世界を広げてあげることが難しくなっています。
少し前にベストセラーになった『反応しない練習』(草薙龍瞬・著)という書籍の中に、【自信をつけるたったひとつの方法】という項目があって、そこには、➀やってみる、➁体験を積む、➂…➃…⑤とあって、「とりあえず体験を積むだけでよい」と書かれていました。
何よりも、やってみることです。
自閉症の方は、自分の世界だけで完結している部分が大きいので、なかなか自ら世界を広げることができません。
なので、「やってみること」というのは、「本人に経験させるということ」を、あなたがやってみるという意味です。あなたが、やってみて、体験を積んで、自信をつけてください。
「世の中にはこんなに楽しいことや素敵なことがあるんだ」と自分で気づくチャンスを与えてあげて欲しいです。
ポイントは、大きいことをしないことです。日常の延長でいいです。
もう少し人に慣れさせたいからって、いきなりディズニーランドに行く必要はなくて、いつも買い物しているスーパーを1回だけ大きいところに変えてみるとか、普段家では食べない食材をいろいろ食べさせてみるとか、ほんとに小さなことでいいんです。本人の興味と繋げてあげると、やりやすいかもしれません。
年齢も障害の種類や重さも関係ありません。本質は同じなので、今からできる範囲のことをそれぞれやればいい。
もったいないなあ…と思うことがほんとに多いので、どうか、いろんな経験をさせてあげてください。
最後になりますが、自閉症のお子さんの育て方に悩んでおられたり、ご自身がなかなか良い親や支援者になれなくて自己否定してしまうという方など、僕の公式LINEで【無料相談】を受け付けているので、ぜひ、ご相談ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^