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視覚過敏の世界ってどんなん?
こんにちは。OKUです。
今回は【視覚過敏】についてお話します。
★はじめに
自閉症者に多く共通する特徴に、視覚過敏があるのはご存知の方も多いと思いますが、いったい自分とどう見え方が違って、どんな苦労があるのか気になりませんか?
そもそも人間は視覚優位な動物で、視覚から得る情報が全体の83~87%を占めているので、そこが過敏になるということは、当然、日常生活への支障が大きいことは想像できると思います。
今回は経験を通してその辺を説明できたらと思います。
★視覚過敏特有のしぐさ
まず視覚過敏の特徴を一言でいうなら、「目から入ってくる情報が多すぎる」ことです。
特に光や特定の色や柄からの刺激が強すぎたり、文字の見え方が違ったりします。
対処法としては、「視覚情報を遮断又は限定する」というのが教科書通りの基本的なやり方です。
よく言われているものも含め、僕の実体験から判断した視覚過敏の方の特徴をいくつか挙げます。
・カラフルな色使いや、格子柄など独特なデザインを嫌う
・明暗の強いコントラストを嫌う
・手をひらひらさせる
・横目になることが多く、目線のピントが合ってない
・絵や文章を見るときに顔を斜めにする
などがあります。
僕が特に多く感じるのは、目線のピントが合ってない方で、乱視の方が焦点が合ってない時の感じと外見は一緒ですが、自閉症者の場合は広く見ているってかんじなんで、実際は乱視の方とは全然違います。
彼らの特徴は、知っている人を見つけるのがとても上手で、混雑した場所でもお母さんの車が通るとすぐに気づいたりします。
あの超能力なんやろ?って思ってたんですが、おそらく視野が広くてさらに注意が集中するからできるのでしょう。また、一度見たものを記憶する能力も高いそうです。
また、手をひらひらさせる方も多くて、自閉症者にとって心地よい光の入り方があるようで、特に日光と水の光反射を心地よく浴びたい時にひらひらさせることが多いらしいです。
プール支援に行ったらやたら水をジャブジャブするし、お風呂で水道を出しっぱなしにする方も多いと思ってたんですが、その理由の一つが視覚過敏のようです。
*視覚過敏の世界を体感できる動画を見つけたのでよかったら参考にどうぞ!(あくまで一例です)
★対処法
光を遮断するのであれば、ツバ付きのキャップを被らせたり、親・支援者があまり色やデザインに抑揚のない格好をしたり、または本人にさせたりするのもいいですよね。部屋の淡い色やモノトーンで統一するとかもいいかも。
あとは、光が強い部分にワンクッション入れるのもいいかもしれません。例えば、パソコンやテレビの画面に透明なフィルターをつけたり。レースカーテンみたいなイメージ。
アーレン症候群(光感受性障害)という視覚認知の発達障害があって、それに対応するメガネがあるので、もしかしたら役立つ方もいるかもしれません。
*アーレン症候群=光に対する感覚過敏。光が極端にまぶしく見える、本を読むと文字が揺れたり消えたりして追えない、などの症状がある。
視覚過敏も人それぞれで、見え方も違えば対処法に共通の正解はないので、その人に合ったやり方を模索していくことが大切になります。
★最後に
視覚優位は、視覚過敏への配慮と同時により視覚的にわかりやすい情報を与えること(構造化など)も必要なので、この辺のバランスがとても難しなあと思います。
さらに、自閉症だと他の部分にも感覚過敏がある方が多いし、周りにいる人も過敏な本人に対して過敏になるので、上手く対応しないと、みんなしんどくなってしまいますよね。
ぜひ、今回の話が役に立てばうれしいです。
最後に、視覚過敏やその他の感覚過敏について、対応のやり方に困っておられる方は、⭐ココナラでサポートを始めたので、ぜひ、ご利用ください。
特定のシチュエーションでもいいし、全般的な対応方法でもいいです。その方に合ったサポートやアドバイスをさせていただきます。
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以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~^^