アラサーの自己分析
大学生後半の就活に入る時、自己分析をしなさいなどという本を見かけたり聞いたりした。
当時の私はしっくり来ず、なぜ自己分析しないといけないのか?質問に回答するようだがこんなことになんの意味があるのかと疑問を持ってろくに自己分析せずに就活をして終えた。
それから10年近く経つが、自己分析の重要性を今実感している。それは仕事が続かないししっくりくる仕事に出会わないからだ。
なぜ自己分析が重要なのか?
私なりの答えは、就職する企業や職種は変えられても、自分自身は変えられないからだ。例えば、人と話すことが苦手で、営業職についてしまう。これは間違いなく自分に合わない職業についてしまう。
こういった分かりきった答えなのに、間違えて就職しないために自己分析がある。
私はコミュニケーションや人付き合いが苦手なのに営業職で転職してしまった。こうならないためにも自己分析は大切である。
自己分析は好き嫌いと得意不得意に目を向けるべきである。
最近は自己理解というキーワードを書店やYouTubeでよく見かける。自己理解メソッドによれば3つ重要なことがある。「価値観・得意・好き」である。私は価値観についてはまだ完全に理解できないのだが、得意なこと、好きなことをするべきだよねというのはよくわかる。
得意なこと・好きなことをすべきだが、ここで趣味と仕事の違いがでてくる。経営学者の楠木建さん曰く、相手に価値があるものが仕事で、相手に価値がないものが趣味である。
すなわち、自分が得意で好きなことかつ、相手に価値があるものを選ぶべきなのである。
得意なことが話すことで、好きなことがアニメなら、みんなが知りたくて自分しか知らないようなことをYouTubeで話すとこれは仕事になる。
逆に自分が話したいことで相手が興味を持たないことならこれは仕事にならない。
自己分析の結果、会社で働くのが向いてない場合は、このように好きかつ得意で、相手に価値のあることをすると仕事になるのである。
就職の場合は、価値あることにしか求人がないので相手に価値があるか無いかはそんなに気にしなくても良い。単純に好きと得意で選べば良い。
好きと得意がわからない場合はどうしたら良いか?
それは、嫌いなこと、不得意なことを書き出すと良い。好きなことや得意なことは分からなくても、嫌いなことや不得意なことならすぐに描き出せる。ここで書き出した嫌いなこと不得意なことを選ばないことだけでも効果がある。