嫁に電子ピアノを買ってあげたら、なんか俺が恥をかいた話
嫁の小力はぽちゃっとしていて、声がでかくて、尻と乳と態度もでかい。無人島でも生きていける器の女だ。
そんな嫁だが実は音大を卒業している。
しかも、なんとあの名曲「広島」の作曲者、佐村河内守(さむらこうちまもる)さんと同じく、絶対音感という能力を持っている。
今まではアパートだったのでピアノの置き場がなく、買ってあげられなかったが、家を買ったことで場所が有り余ってて(必要以上にものを持たない派なので)、電子ピアノを買ってあげることとなった。
コロナの影響でピアノ自体の製造が間に合ってなく、かなり長いこと待って、やっと届いたのだ。
嫁は
「やったぁー!!!」
と喜んだ。
俺はコーヒーをすすりながら、
「思う存分弾くがいい」
と伝えた。
なんか良く分からんが、一回聞いた曲は弾けるみたいなので次から次に弾きはじめた。
俺は音楽嫌いで、歌のテストは歌ったことないし、アルトリコーダーは楽器ではなく武器として所有していた漢だ。ピアノに関しては鍵盤をばんばん叩いて音をならして、こっそり屁をこぐための道具としてしか見ていなかった。
まさかピアノでこれほどまでに様々なメロディーを奏でることができるとは知らなかった。音楽の授業はだいたい遊んでたからほとんど記憶にもない。
最近は鬼滅の刃の映画を見て煉獄さんに惚れてしまったが、そのときの曲も弾いてくれた。俺もテンションが上がってしまい、おもわず「すげぇー!すげぇ!!」っていいながら、動画を撮った。だからnoteに載せようと思ったが、動画は貼れないようだ……なんか動画の載せ方が分からん。
これだけ嫁が意図も簡単にピアノを弾いてると、なぜか俺も弾けるような気がしてきた。
嫁がご機嫌よくピアノを弾いているが、我慢できなくて、思わず
「どきな!」
といってどかしてしまった。
そして、椅子に座りおもむろに鍵盤に指をのせる。
「えっ!タロの助ピアノひけるの!?」
嫁は驚きながら俺に尋ねた。
俺は小さく頷いた。
幼い頃、ピアノ教室に通っていた俺だ。なめるな。ピアノくらい余裕だ。
俺は自分の知っている曲を奏でた。
猫踏んじゃった🎵猫踏んじゃった🎵猫ふんじゃーふんじゃーふんじゃった🎵
ふんじゃーふんじゃーふんじゃったまでしか弾けない。そこから先の難しいところは分からない。
惚れ直したか?と思って嫁を見た。
嫁はまるで、ちんこの先についてしまったパンツの糸屑を見るかのような目で俺を見ていた。
俺はピアノ教室に通っていたが、嫌すぎて、泣きまくって、3日でやめた漢だ。
でも諦めない。
次は
ふんじゃーふんじゃーふんじゃった🎵とぅるりーとぅるりー🎵とぅるりーりーりー🎵🎵
まで弾けるようになって見返してやる。
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