俺よりゴミみたいな正月を過ごしたやつ、いるかい??
12月30日
クタクタで帰ってくる。なんか熱っぽい。体がだるい。明日から正月休みで嬉しいからか?遠足前の熱的な??少し楽観的に考える。最近俺は体が強い。
しかし、嫁に2階へ連行される。
俺「いやぁぁぁぁぁ!こどもたちといたいよぉぉぉぉ!俺は大丈夫だぁぁ!知恵熱だよぉぉ!!一緒に遊ぶって約束してるんだぁぁぁぁ!!!」
嫁「もしもインフルとかだったら子どもたちにうつるでしょっ!!!?
検査するまでは2階にいなさい!!!」
俺「ひぃぃぃぃぃぃ!!あけてくれぇぇぇ!!!!違うんだぁ違うんだぁ!!」
その日の夜39度越え、1人2階のベッドで寒くて震えて眠る。
12月31日
死にそうになりながら、なんとか車を運転して当番医を受診。あまりの患者の行列にびっくりして少しだけおしっこを漏らす。
延べトータル6時間くらいを費やす。
寒い中プルプルと震えながら、病院の外で「受付」を待つ。2時間程。
中に入ってから4時間程診察を待つ。鼻水とおしっこがとまらず、死にかける。
心が折れて何度か嫁に
「かえりたいよぉぉぉ!帰らせてくれぇぇ!」とラインするも、頑張れと言われて終わる。
見事にインフルA診断を勝ち取る。
この時点でまだ現実を受け入れることができていない。
俺「うそだうそだうそだ。。。おっ、俺の正月が。。。正月が。。。。」
夜中は寒さでプルプル震えつつ、鼻水と鼻づまりで窒息しかける。座らないと寝れなくなる。
1月1日
現実を受け入れる。
ベッドから見える雲の移り変わりを見て、人生の儚さ、諸行無常を理解する。
職場の先輩からドバイの夜景の写真が送られてくる。
諸行無常を獲得した俺は微動だにしない。でもちょっと悔しくて唇を噛み締める。
夜、嫁からお風呂に入れば?と言われる。
俺「うんこでてないし、お尻汚れてないから嫌だ」
と拒否する。
1月2日
考えることをやめる。
無我の境地に達する。
すごい人は米粒を見て、宇宙を理解するというが、俺はポカリを見て宇宙を理解できるようになる。
夜嫁から「お風呂に入れば?」と言われる。
俺「うんこでたけど嫌だ」
と拒否。
無理やりズボンとパンツを剥がされお風呂に連行される。
俺「病人だぞぉぉ!俺ぁぁ病人だぞぉぉ!!!」
と叫ぶ。
1月3日(夜中)
怖い夢をみる。たくさん掛け軸があって、全て顔だけくり抜かれている。なんだこれは。と夢の中ではカッコつけている俺。夜中目を覚まし、怖くて布団から顔を出せなくなる。
でもおしっこがしたい。
耐える。。。。
しばらくときが経過し、
うんこもしたくなる。
さすがに35歳になって、うんこ漏らしたらヤバいので、電気つけまくって、勇気出してトイレへ行く。
ただ春の夜の夢の如し。
まあ、今のところ、こんな感じである。
明日、明後日まで休みなので、なんとか万全の体調に戻したいと思う。