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コロナにかかって、娘が愛しくて恋しくて仕方ない。

コロナにかかり、俺はずっと一人で家の2階にいる。

愛しき俺の姫たちに移すわけにはいかないからだ。

いつもだったら、1歳になったばかりと3歳になったばかりの娘たちとイチャイチャ過ごしているのだが、一人でぼーと体温計を見て過ごしている。熱下がれマジで。

3歳の娘が昨日の夜から熱発。

俺からコロナは移っていないはず。
だって、2階換気して、ずっと一人で過ごしてるから。

おそらく、コロナだとしても、保育園からもらってきたと思われる。まあ、今、娘の通う保育園は手足口病やアデノウイルスも流行っているので、何が原因で熱が出ているかは分からない。

よって、嫁のじぃじばぁばにお願いして、娘を病院に連れて行ってもらうことにした。

俺は少しだけリハビリがてら、家の外に出た。もちろん家の敷地内だ。きつくても少しは動かないと他がどんどん悪くなってしまう。

少し日に当たって、家の2階に戻ろうとすると、

玄関がガチャッと開く。

熱で顔が火照って、目も少しとろーんとしている小さな娘が、ばぁばと手を握って出てきた。

やべっ!!!!

俺は逃げようとする。大事な娘にコロナをうつしたくないから。

でも 

タッタッタッタッタ


ギュッ!!

「ぱぱぁ、大好きぃぃ!」


俺の太ももに抱きつく娘。。。

もうね、
可愛くて仕方ないのよ。

この子のためならいつでも死ねるくらい可愛くて愛しくて仕方ない。

熱発している娘、コロナが感染するリスクはいつもより高いはず。

俺は抱きしめたい自分の手をぐっと抑えて

「パパ、今病気だから治ったらたくさんたくさん遊ぼうね。パパも大好きだよ。」


と伝えた。

「うんっ!!早くよくなってねぇ!ぱぱぁ!」


娘自身もきついはずなのに。

俺の子とは思えないくらい優しくていい子だ。

娘はばぁばと車に乗り込んだ。
中から一生懸命手を振ってくれる娘。

俺も精一杯手を振り返す。

娘の体調もはやく良くなってほしい。


いつもの何気ない日常が本当はいかにありがたくて、かけがえのないものなのか

感染症は嫌だね。

人と人との物理的な距離を容赦なく奪う。大切な人との時間を奪う。


あぁ、はやく娘たちといつもみたいに遊びたいなぁ。。。

ぱぱぁ、もういいよぉ、って言うくらいオママゴトに付き合うとしよう。






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