議論すべき点を間違えてはいないか?(安田純平さん<紛争地域)
安田純平さんに対しての批判の声が多いことを少し調べる中で知りました。
ある意味、自己責任などの批判は必ず起きるものだと思います。
しかし、なぜ危険を冒してまで取材をしようとしたのか…
そのことについては知っておくべきだし、批判するなら必ず知るべきだと思います。
「『無関心』こそが、いま起きている問題を引き起こした」
おそらく、安田さんの入国前のこの発言は紛争地帯を取材しようと思った一つのきかっけではあると思います。
日本人は自分に直接影響を与えることにしか関心がないように思います。
例えば、若者が政治に興味がないのは、政府や議員、知事などが話し合う政策が自分たちに関係ないからです。将来は関係あるかもしれませんが、そこまで先を考えられる人はいません。
僕は世の中を変える(革命の)ためには、この世に生きる人、1人1人がさまざまな事柄に対して自分なりに考える必要があると思っています。
安田さんが命懸けで届けた「考えるきっかけ」を自己責任などの批判で終わらせてはいけないと思います。
1人1人は少し考えるだけでもいいです。その数が増えていくことで問題だと提起され、解決するための方法が考え出されるのです。
安田さんは心身ともに疲弊していることでしょう。安田さんを追い詰めるような会見を開くよりも、紛争地域をなくすためにはどうすればいいのか?を議論するような場を設けるべきだと僕は思います。
最後に、安田純平さん。無事でいたこと、嬉しく思います。まずはゆっくりしてほしい。そして、考えるきっかけをくれてありがとうございます。