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SONY ZV-E10 II は誰に向けたカメラか?

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とうとうSONYのAPS-CセンサーのVLOGCAMの後継機「ZV-E10 II」が発売されましたね!
初代の「ZV-E10」のコスパの良さや手軽さから待ち望まれたモデルだったのではないでしょうか?
そんなカメラですがどんな人におすすめか?どんなカメラか?という点を私の感想で語っていきたいと思います。

大幅なモデルチェンジです!(見た目以外)

とても魅力的なカメラなので少しでも良さをお伝えできればと思います!
そんなに変わっていないだろう?そんなことありません!!!
夏のひとコマを記録するのにも最適なカメラとなっております。


先代モデルとの違いで目立つところ

まずは目立つ違いをまとめていきたいと思います!
同じコンセプトのモデルでほぼフルモデルチェンジと言っても良い内容です。
それくらいに大きくパワーアップしております!

大型のバッテリー採用

これはとても嬉しいアップデートですね!
初代ZV-E10 のバッテリー「NP-FW50(1020mAh)」は使っていると、見る見るうちにバッテリーのメーターが減っていきます。
なので充電器やスペアバッテリーを多く持っていく必要もりました。

単純にサイズも全く違います

それがZV-E10 II ではフルサイズ機などでも使われている「NP-FZ100(2280mAh)」が採用されています。
確かにサイズは大きく重くなりますが2倍以上の容量となって結果と荷物も減ります。
全体を見て考えても、このアップデートは悪いところがないと思います。

4K60フレーム収録可能

初代ZV-E10 では4K30フレームまでしか収録できませんでしたが今回は60フレームまで対応となりました。
さらに「XAVC S-I」にも対応しており様々な環境に合わせられます。
映像でスローな表現もしたい方にはとてもありがたいアップデートなのでは無いでしょうか?

メカシャッターが無くなった

人によって評価が大きく分かれる点です。
メカシャッターである必要性を重視される場合は「α6700」などを入手される事をお勧めいたします。
ブイログカムとしてのデメリットは…写真撮影でのフリッカーに対する配慮くらいでしょうか?

写真機では無く写真も綺麗に撮影できる動画に強いカメラと考える方が幸せになれます!
後述しますがフラッシュを使う撮影をされる場合はZV-E10 II を選ばない方がいいです。
用途から機種を選ぶのがとても大切な考え方です。

タッチパネルの操作性向上

この点は初代ZV-E10 だけでは無く他社のカメラと比較しても液晶の使い方を大きくリードしているのではないでしょうか?
SONY機でも初の縦表示にも対応しております。
ファンクションや撮影のメニューもスマホの様な操作で呼び出せ設定できます。

直感的に操作できます

頭脳もBIONZ XR となってパワーアップ

これにより写真も動画もとても質が上がったと感じております!
色味やAFの精度等、そして写真の連写性能も実はとてもすごいのです。
JPEGの写真はそのままでも十分に綺麗です。

また、とても動きがキビキビしており快適に使用可能となっております。
(ぱっと触った時に初代と一番違いを感じる点かも…)
総合的な操作感の向上はとてもありがたいアップデートです。

グリップの大型化

握りやすさって重要です…
適度にグリップが大きくなって操作感が向上しました。
形は一瞬「ん?もっと握りやすくても良いのでは?」と思うかもですが…

グリップのサイズは全く違います

これがちょうど良い塩梅のグリップとなっております!
人差し指をシャッター部に添える通常の構え方も快適です。
そして親指をシャッターボタン部に持ってきても操作しやすいのです。

これによって写真撮影にも動画撮影にも使いやすいです。
バリアングルモニターを使ってウエストレベルに構えても操作しやすいです。
万能に使える程よいグリップ感です。

UHS-II のメモリーカードに対応(スロットの場所)

毎日の様に動画データを扱っている私としてはストレージの高速化はとてもありがたいアップデートです!
UHS-II のSDカードに対応してくれたことで動画はもちろん写真も快適になります。
それによって、かなりの枚数の写真を連写で撮影可能です。

JPEG Lサイズ エクストラファイン: 143枚
JPEG Lサイズ ファイン: 1000枚以上
JPEG Lサイズ スタンダード: 1000枚以上
RAW: 59枚
RAW+JPEG: 44枚
RAW (ロスレス圧縮): 22枚
RAW (ロスレス圧縮)+JPEG: 17枚

1000枚以上連続撮影できれば十分ですよね!

処理速度の向上とストレージの高速化の恩恵は写真にも大きいです!
さらに場所も独立したスロットとなり扱いやすくなりました。
コンパクトながらに使いやすさにもこだわられております。

使いやすい位置に変更となりました

使って分かる良さ

私の使い方ではほぼ全面的に初代のZV-E10より良くなっていると感じます。
その中でも「これは良い!」と感じた点をまとめていきます。
HPや仕様書だけではわからない点もありますので感覚も併せて話しております。

とにかく動作がサクサク!

これは初代ZV-E10を使っている人が一番感じる改善点かもしれません。
何をするにしても動きがもたつくんですよね、初代の方は…
それが操作感は全てサクサクと小気味良く動作する様になりました。

メニューの操作から撮影モードの切り替え時のレスポンス。
比較してみると全て感動するレベルで違います。
この点にストレスを感じている人はこれだけでも買い換えると幸せになれるかも!?

撮影モードの切り替え

これもとても大きく有効なアップデートです!
初代機はボタンで押すたびにモードが変わるのですが…
これがとてもミスも多くレスポンスも悪いことからミスも多かったのです。

動画を撮影したかったのにS&Qモードになっていた経験をお持ちの方も多いのでは無いでしょうか?

これがスライドスイッチに変更となっており大きく操作性は向上しました。
と言うかこれが普通なのでは?と言う感じですね…
大きく使いやすくなった点です!

むしろ最初からこうして欲しかった…

とにかく軽く感じるコンパクトボディ

体験会で最初に手に取った時の感想が「異常に軽く感じる…」と言う点でこれがとても印象的でした。
数値上では先代ZV-E10 より少し重いくらい…なのですが本当に軽く感じるのです。
これはレンズの軽量化も効いて居るしグリップの握りやすさも関係して居ると思います。

重心位置ってとても大切なのです。
特に重いレンズを装着するとカメラは数値以上に重く感じますがその逆のパターンですね!
重心がグリップ近辺にあり、実際に軽いので本当に持った時の軽さに感動します。

握りやすくなったグリップ

コンパクト軽量なのにグリップは大きくなっております。
これはバッテリーの大型化に伴い変更したのでしょうが…
率直な感想としてグリップは大型化してくれてよかったです!

とても握りやすいグリップです

やはり写真撮影でも動画撮影でも初代ZV-E10 のグリップは小さすぎました。
それが握りやすくなったので使用感も大きく向上しております。
握りやすくなった事で持つと軽く感じるほどの変化です。

クリエイティブルックの採用

S-Cinetoneも搭載されましたが日常使いではこの「クリエイティブルック」の搭載がとても大きな恩恵があります!
色味はもちろんですが調整できる点も多く直感的にわかりやすいです。
「RAW現像まではちょっと…」と言う人や好みに合わせた映像をその場で調整したい人にもとても便利です!

強力になったアクティブ手ぶれ補正

体験会に参加した時に解説をいただき「なるほど!」と感じた変更点があるアクティブ手ぶれ補正。
アクションカムの手ぶれ補正に近い印象があります。
初代ZV-E10 と比較して、とても実用的な補正となっております!

この動画で解説をしておりますのでよかったら拝見ください!

マイクの指向性を変更可能

初代ZV-E10 も聴きやすい音で収録してくれる高性能なマイクが内蔵されておりました。
ただZV-E10 II は指向性も変更可能となっておりシーンに応じて使いやすくなっております。
内蔵マイクで収録したい人には嬉しい変更なのでは無いでしょうか?

使って気になった点

いい点があれば気になる点もある…
私はこの点を「自分で使ってこう感じた!」と伝えることを大切にしております。
人によって気にならない所、気になる所あると思いますが私はこの点が気になりました。

動画での自撮りは若干厳しいクロップ率

アクティブ手ぶれ補正を有効にすると約1.4倍にクロップされます。
すると標準ズームの広角端16mmではフルサイズ換算24mmでさらに1.4倍となります。
約34mmの画角となり自撮りをするにはちょっと厳しい焦点距離に…

ただしその分、強力な手ぶれ補正となっているし自撮り以外では使いやすい性能です。
自撮りの時だけ自撮り棒やアクティブ補正をオフにするのも手です。
どうせなら標準ズームがあと数mm広角になると嬉しかったですね!

ボタン類がもう少しあると嬉しかった

特にAFONファンクションボタンもうひとつくらいは欲しかったな…と感じております。
それだけで操作感は向上するし使い分けも可能になります。
液晶の操作感がいくら優秀と言っても物理ボタンの存在はとても大切です。

HDMIがマイクロタイプD…

これは外部モニターなどに出力したい際にはちょっと困るのですが…
VLOGCAM として考えるとコンパクトなのも大事なのでこれでいいのかな!とも思えます。
使用の際は固定方法に注意を払って抜けのトラブルや破損などの故障には気をつけましょう!

仕方ないですが使いやすいとは言えません

フラッシュは使いにく

数少ない明確なダウングレードと言ってもいい点です。
メカシャッターが無くなったことにより同調速度が1/30秒なのです。
初代ZV-E10の方は1/160秒となっております。

ただVLOGCAMとしての用途を考えるとこの点はあまり重要ではない気もします。
シャッター幕の故障のリスクが減ったとも捉えられるので…
どうせだったら減ったその分、内蔵NDフィルターが欲しかったな…

やっぱり写真はブレやすい

これはセンサーシフト式手ぶれ補正非搭載、云々の話はもちろんありますが固定が疎かになりやすい為。
という理由が大きいかな?とも思っております。
実際に撮影してきた写真は明るい時間帯やしっかりと撮影したものには失敗は少ないのです。

気軽にパシャパシャと撮影してきた写真に失敗が多いです。
ファインダーが無いため保持力も弱くなりがち…
そんなもんだと思いしっかりと扱う様にすれば失敗も防げる!(はず…)

高いのか?安いのか?

登場の少し前に某SNSで「高い!」「なぜこの機能を削ってこの値段なのか?」と散々叩かれてましたが…
私は適正な価格のカメラであると感じております。
むしろキットズームも刷新されレンズキットの価格は安いくらいなのでは?という評価です。

またこのレンズがとても良い感じなのです

私はお手頃な価格ではあると思います!

ZV-E10 II の立ち位置は「お手軽なFX30」だと思っております。
そして写真の性能も「制限付きα6700」です。
その中間にいるある種万能なカメラとなります。

ただしどちらかに特化したい人には中途半端なカメラと評価がガラッと変わります。
写真も動画もそこそこに…でも妥協なく楽しみたい!
そんな人に向けて手頃な価格のカメラと感じます。

2024年8月1日の値上げで立ち位置が定まった

初代ZV-E10が物凄く価格面で攻めた製品でした。
そのお手頃感は凄まじく物凄く売れたのでは無いでしょうか?
そして現在も現行機種となっており「ZV-E10 II って高い!」と言われる要因となっておりました。

ただそれも2024年8月1日まででした…
SONYが値上げをしたのです。
SONYストアの価格でZV-E10は「88000円→108900円」となりました。

少し比較をしてみましょう!
α6700も値上げとなり「218900円→229900円」となりました。
ZV-E10 II は「152900円」です。

2024年8月9日、現在の価格はそれぞれボディのみで

ZV-E10   108,900円
ZV-E10 II      152,900円
α6700    229,900円


となります。

SONYストアでの価格

絶妙な値付けとなっております…
性能の違いを考えるのであれば値段の差はありますが「ZV-E10 II」も戦略的なモデルである!と言えます。
用途から選ぶべきですがとても魅力的価格の「ZV-E10 II」です!

結論!どんな人におすすめ?

・軽量コンパクトだけど使いやすく、長持ちなバッテリー!

・センサーサイズもそこそこ大きくてスマホとはちょっと違う映像を!

・動画の手ぶれ補正やタッチパネルの使いやすさも欲しい!

使って感じた感想まとめ!

こんなユーザー様にお勧めできるかと思います。

私はカメラに関してはサイズや重量はとても大事なスペックだと思っております。
もちろん大きく操作性の良い、写りも素晴らしいカメラやレンズは価値があります。
でも持ち出すことが億劫になってしまうと楽しめなくなるのです。

しかも軽量でコンパクトなだけでは無くバッテリーも長持ちで大きい物が搭載されています。
スペアのバッテリーの分も荷物が減らせますね。
グリップも程よいサイズなので持ちにくさも感じません。

あえてカメラを購入する方は「スマホとの違い」を求める人も多いと思います。
やはりAPS-Cサイズのセンサーとなるとハイエンドスマホの1型センサーともサイズは全く違います。
結果として映像の雰囲気は大きく変わります。

そしてやはり動画の性能は大きく向上しております。
強力な手ぶれ補正で綺麗な映像が撮影できます。
そして4Kで60フレームまで撮影できるのでいろんなシーンを想定できます。

今回はあまり語っておりませんが新たに登場した新型標準ズームと併さって完成度の高いシステムとなっています。
AFもAIAFは非搭載ですが十分に優秀です。
とにかく最近の風潮として完璧に近い製品が求められますが…

それは本当に写真や動画を楽しみたい人の全ての人に必要ですか?

使うシーンを想定したカメラで軽量コンパクト、そしてそこそこに手に入れやすい価格帯のカメラはとても重要です。
私は常に写真や動画を楽しむことを大切に考えております。
これから入ってくる人たちに優しい業界である様にしたいですね…

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