もの悲しさ、秋の始まり
9月になり、暑さはやわらいで朝晩は涼やかな風が吹くようになった。
今日はよく晴れていたけれど、先月あれほど騒がしかったセミの鳴き声はまるで聞こえなかった。満開だった百日紅の花も終わりかけ。
まだまだ最高気温は30℃を割りそうになく残暑は厳しいが、それでも秋らしい瞬間を感じることが増えてきた。
秋はなんだかもの悲しい。
訳もなく涙が出たり、理由がわからない不安感が顔をのぞかせる。
そういう季節だ。
東洋医学の理論で言えば、秋は悲しみや憂いの季節。わたしのせいでもあなたのせいでもない。そういう季節なのだから、仕方がない。
落ち込んでも、気に病む必要は、ない。
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