世界でもっともシンプルな【パワー】の創り方。

コンサートやライブに行った際、

もっと盛り上がる瞬間は「おなじみのナンバー」であるとことはよく知られています。
随分と前になりますが、エリック・クラプトンのライブにはせ参じた時には、しっとりとした曲を続けて場内がまったりとした終盤になって、スローなギターソロでその空気感を押しすすめ脳内が飽和状態になった瞬間に『いとしのレイラ』の有名なイントロがドーンと来た時に客席のシートにバネが出来たかのように数万人が一斉に飛び上がった時のカタルシス(笑)感動モノでした。

そのように、「おなじみ」というものはとても愛されるものです。

しかしその「おなじみ」になれるのは本当にごく一部。

振り返ってみたときに、今では当たり前の状態になっているものなのに、発表されたときには考えられなかったものがあります。

例に挙げるとするならば、
『iPhone』

15年前、あなたはこの機械を購入したでしょうか?
どんなに詳しい商品説明をされたとしても、絶対に買うことはなかった思います。

当時まったくスマートホンが存在しなかったわけではありません。

僕もちょっとだけ検討したことがありました。

でも、その時の僕にはそのスマートホンには【価値】を感じなかったのです。

世界の流れもそうでした。
それを一夜にして変えたのは、2007年のマックワールドでのスティーブ・ジョブズの基調講演でしょう。

「電話を最発明する」という名台詞・ヘッドラインは世界の通信事業を一変させました。

それは何故成し遂げることができたのでしょう?

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