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ゆーりママからのご挨拶

何故、僕なんだろう?


我に返ると思います。
というか我に返らないと思わない。
それまでは相手のことだけに集中しているからです。


僕はよく相談を受けます。
そういえば若いころ夜の勤めの時はボックス席の喧騒を離れて、カウンターの隅で朝まで「お悩み相談会」が開かれていたものでした。
当時から相談は多岐に渡っていて、時には「何故、僕なんだろう?」という相談もありました。


普段からジェンダーレスでありたいと願っているのですが、生まれついての肉体的な性別は如何ともしがたく、もちろん初潮を迎えたことがありません。
なのでそちらに関して僕がお答えできることは無いのですが、そんなことは分かり切っている上に僕に相談してくださることがとてもありがたく思っていますので「全力で聴く」ことを守っています。


そうした悩み事相談なのですが、最初から「悩みがあるんですけどー」と仰る方は先ずいらっしゃいません(最初は冗談気味な会話から入るのが常で)
ごくごくふつうの会話から、ちらちらと僕の表情を伺っていきます。
そうしているうちに意を決したように「実はさ・・・」と
ポツポツと語りだします。


きっと勇気が必要だったと思います。
本当にこの人に話しても良いのか?変に思われないかな?嫌われないかな?
たくさんの「?」が頭を駆け巡ったでしょう。
「やっぱりやめちゃおっかな?そうしたらこのまま楽しい時間のままいられる」
そう考えます。
だから僕は「大丈夫だよ」と表情や声で伝えます。


改めまして、演出家でパーソナル・プロデュースをしています篠原有利と申します。
皆さんは親しみをこめて『ゆーりママ』と呼んでくださいます。
他にも「演出」スキルを使って経営・マーケティングコンサルタントや起業プロデュース、もちろんアーティストも「起業家」ですのでアーティスト・プロデュースもしていますが、ここではパーソナル・プロデュースに集中して書いていきますね。

多くの人がその頃の中に悩み事を抱えていると思います。
その悩みのいくつかは誰かに言えるものですが、残りの(そして大きな部分を占めている)悩み事はなかなか言える者ではありません。
特に親しい友人であるほどそうした相談が出来ないことがあったりします。


そのひとつが「性」の問題。
こうした問題は家族ではなおさらいう事は出来ません。
内容によっては友達に話すのもためらいます。


そうした問題を抱えながら、自分に「大丈夫、気にしない」と言い続けて毎日の生活をこなしています。大きなストレスと共に。
そんな中、僕の事をSNSや知人の紹介で知って連絡をくださる方がいらっしゃいます。


僕は思うのですよ。
連絡をくださるまでに大変な葛藤があったでしょうね。それを乗り越えてメールをくださって本当にありがとうございますと。


そうやって、頑張って連絡をくださったからには僕も全力で伺います。


僕はフリーランスの演出家として多くの舞台や映像の仕事をしてきました。
また舞台作家としても多くの脚本を手掛けてきました。
その中で描かれているのは数多の「人間模様」です。
ドラマとは人間関係の縮図。それを整理して見やすく、魅力的に仕上げるのが演出家の仕事です。
そのスキルはリアルにも適用できるものばかりです。
皆さん、自分の中に「こうなりたい」という理想の自分がいるものです。
「こんな風に生きたい」と思えるような人生があるものです。
そんな「理想」という「脚本」をもっとも似合うように具現化・実現化するのが演出家の仕事です。

長年そうした仕事をしていると相談事も増えてます。
女優からスタッフ、その家族から友人へと・・・。


僕が決めているのは先に述べた理由から「絶対に否定しない」という事です。
勇気をもって相談してこられたのに「何だそんな事」とかありえません。
どんな事でも、僕に話すという事はご飯も喉を通らなくなるような悩みです。
だから世界一の理解者になりたいと僕は受け止めます。


相談内容は多岐に渡ります。
その多くが「自分はまともじゃない」という思い込みから生まれることです。
「こんなこと考えるなんて」
「私は真面目に生きているから」
「こんな気持ち周りに知られたら」
など


そうした「思い込み」を外して、気持ちを話して
「ときめく自分」をプロデュースする。


そうした「一歩」を踏み出した方々のことをこのマガジンでは書いていきたいと思います。



https://www.art-elan.net/personal


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