リゾナーレ那須 | いろどり野菜を求めて
思いがけず、あたり一面は黄色や赤色だった。紅葉の時期に、わたしは夫と那須に足を延ばした。
今回の旅は”リゾナーレ那須”。特にOTTO SETTEでの夕食を心から楽しみにしていた。色鮮やかな野菜たちが輝いていて、写真を見ているだけで嬉しくなる。
チェックインは明日だが、わたしたちは前日の夜に車を走らせた。たまたまリゾナーレ那須の近く、ほんとすぐ近くに知人のペンションがあり、そこに前泊させてもらうことになっていた。
マクドナルドのドライブスルーで、いつもよりハイカロリーの食事を買い込み、ペンションを目指す。普段あまり食べないマクドナルドのポテトが驚くほど美味しくて、運転をする夫に配慮もせず、自分の口へポテトを次々に運んだ。
そういえばわたしの夫は必ず「ポテトは揚げたてでお願いします」と言う。どんなに混んでいようと。マクドナルドに限らず、銀だこでも、パン屋のカレーパンでも、言っている。火傷するくらいがいいらしい。そんなに熱かったら味が分からないじゃないかと思うけど、なんとなく、そういうこだわりのあるところが好きだなと思っている。
空気がだんだんと冷たくなっていくのが車の中に居てもよく分かった。
ちなみに、我が家の愛車は日産のRASHEEN。中古でゲットした。マットなイエローがかわいくて、燃費はおどろくほど悪いけれど心から愛している。天窓がついているのがお気に入り。
あたり一面が真っ暗になったところで空を見上げてみる。そこから見えた星、星、星。
時計の針はもう普段ならば寝ている時間を差していたけれど、わたしたちは車を停めて、外に出た。ジャンクフードのにおいと、自然のにおい。まだ10月だったけれど、冬のようにつんとした空気に包まれて、今回の旅への期待感をがさらに膨らんだ。
そうしてペンションにたどり着くころには、日をまたいでいた。すぐにお風呂に入り、眠りについた。ちなみにこのペンション、蛇口から温泉が出てくる。体の芯まで温まった。
翌朝、腹ごしらえをするべく、パン屋さんへ向かった。チェックインは15:00なので、午前中はゆっくり那須のまちを楽しむ予定だ。
天気も最高で、改めて晴れ女であることを実感する。まだ言っていなかったかもしれないけれど、わたしは晴れ女だ。
向かったパン屋は『NAOZO』というところ。
しかし、なんと。開店と同時に行ったのに、もうほとんどのパンが予約で埋まっていた。そこまで人気店だったとはリサーチ不足。店頭で売られるベーグルはまだ準備中のようだった。
なんとかまだ予約できるパンがあったので、お願いをしてあとにした。焼き上がりはお昼ごろとのこと。残念、と惜しんだが、予約できたライ麦パンが楽しみだ。気を取り直して駅前のパン屋へ向かった。那須にはとにかくパン屋さんが多い。
たどり着いたのは『KANELBREAD』。
優柔不断なわたしには困るほどのたくさんの種類のパンが並んでいて店内をうろうろしてしまった。混んでいたのにごめんなさい。何度も同じところを行ったり来たり。
結果、5種類ほどのパンを選んだ。すべて半分にカットしてもらって夫と分け合いっこ。買ったパンは併設されたカフェで食べることができる。かなり混んでいたが、タイミングよくすぐに座ることができた。
パンってどうしてこんなに幸せな気持ちになるのだろう。ふわふわという食感のせいだろうか。いや、ハード系のぎっしりと木の実やナッツが詰まったパンも好きだ。ふわふわだけが要因じゃない。香り?そんなことを考えながら思い返していると、パンを食べたくなる。
甘いのとしょっぱいのとを順番に食べる。一番最後は甘いものになるように、という計算をどこかでしている。甘いものを一番最後に食べるのはなぜだろう。食後のデザート、とか。幸せな響きだ。
それから、黒磯とよばれるエリアを歩き、おしゃれな古道具屋さんを見つけたり、予期せず夫は洋服を買ったりして、そうしてやっと、わたしたちはリゾナーレ那須に向かった。
リゾナーレ那須に辿り着くまでの思い出が多くて長くなってしまった。しかも腹ごしらえの話ばかりになってしまった。大事なことではあるのだが。
ちょっと目が疲れてしまったので、、、続きは次のnoteに書くとする📝
〜つづき〜