磐梯山温泉ホテル | 滑って、食べて、踊る夜
休憩を入れて5時間ほど雪山で過ごし、わたしは木の葉滑りを(ほぼ)マスターしていた。圧倒的褒め上手な専属コーチ(夫)のおかげで、途中で心が折れることもなく、楽しさを感じていた。気持ちよかった。
スイスイ滑るかっこいいボーダーを眺めながら、夕食前に温泉に入るべく私たちは雪山を後にした。
ちなみにお昼ご飯は、かなり選択肢が豊富で、ラーメンやカレー、ホットドックにクレープ、もちろんキンキンのビールも。私たちはカツカレーとビールで前半の頑張りを労った。夕飯のビュッフェに備えて控えめなお昼ごはん、美味しかったな。
レンタルしたボードやブーツは、明日もまた使うので、置きスペースに。(乾燥室ももちろんあるよ。)お部屋の鍵をもらって、部屋に戻る途中、ラウンジで味噌汁の振る舞いがあったので一杯いただく。甘酒と白味噌がベースになった味噌汁は最高に美味しかった。会津では、発酵食品の文化が発達しているらしく、そんな地域性のもとに振る舞われているとのこと。雪山で冷えた身体がぽかぽかになった。
早速作務衣に着替えて温泉へ。普段使わない筋肉をたくさん使ったのできっと翌日には筋肉痛になるだろう。少しでも和らぐように、ゆっくりマッサージをしながら全身を湯に委ねる。その日はりんご湯で、ぷかぷか浮かぶりんごが可愛くて、いい香りだった。ガラス張りの向こうでは雪がまだ降っていて、ここが日常とは離れている場所であることを感じた。関東で育ったわたしにとって雪は特別なもののひとつ。非日常の景色を前に温泉に浸かる時間はなんとも贅沢だった。湯上がり処にあった蔵茶というお茶がとっても美味しかった。ショップでお土産に買った。
そのままおまちかねの夕食のお時間。ダイニング名の「kisse kisse」は方言で「おいでやす」という意味らしい。牛ステーキ、わっぱ飯、酒粕のしゃぶしゃぶなど、贅沢な一品がたくさん並んでいた。会場の中央には赤べこの形をしたテーブルコーナー(写真2枚目)があり、そこには会津の郷土料理が並んでいた。デザートに大好物のティラミスがあって幸せだった。
身も心も満たされたところで、一旦お部屋に戻りやっと横になる。このまま眠ってしまいそうだったけれど、まだまだ夜は終われない。楽しみにしていたアクティビティの「あいばせ!踊らんしょ」がラウンジで開催されるから。会津民謡に合わせてみんなで踊る催しもの。とーっても楽しかった。大人も子どもも、外国人も、みんなで見合いっこしながら、やぐらの周りをぐるぐると。生歌生演奏、ってやっぱりいいなと思う。
部屋に戻るといつの間にか眠っていた。Hangoutにクラフトビールの自動販売機があって、夫と部屋で乾杯しよう!と話していたのに、すっかり眠気に襲われてしまった。明日の朝、どれくらい身体が筋肉痛に襲われていることだろう。
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