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#11 気まぐれ日記 | 人生を叶えていくということ


2024.02.25

友人の結婚式で鎌倉へ向かう。旭から3時間。電車にゆられる。昨日はあまり眠れなくて、とっても寝不足だ。シャッフル機能で適当に音楽を聴いていたら、ハンバートハンバートが流れてきた。なんだか久しぶりに聞いたな。思い立ってライブを探してみる。関西でのライブが多く、いつもタイミングが合わなかったのだけれど、どうやら4月に渋谷でライブがあるみたい。チケットを取る。楽しみ。「ぼくらの魔法」という歌が大好き。歌ってくれたらいいな。

結婚式は最高だった。わたしは新郎側の出席だったのだけれど、新婦とも何度か会ったことがある。はっきりしていて気持ちがいいふたり。ふたりの友でいられることを嬉しく思う時間だった。ふたりは国際結婚で、日本人の彼と韓国人の彼女。たくさんの壁があったことだろう。ふたりや、ふたりの家族が寄り添い、理解しようと努めた結果が今日なのだ。それぞれが、相手の両親に相手の母国語で手紙を読んでいた。韓国語は分からなかったけれど、その姿にグッときた。新郎とは学生時代、夜中の飲み仲間で、日中なんてほとんど会ったことがない。ギターをいつも持ち歩く彼は飲み会の途中からひたすら歌っていて、ただただ歌いながら夜を明かすのが常だった。彼はいつでも変わらずに素敵な友人で、確かにそこにある覚悟が彼をさらにかっこよく見せた。あんまり好きな言葉のチョイスではないけれど、立派、だった。立派だなぁと思った。ひとつひとつ、夢を確実に叶えていくふたりを、信じて、任せて、見守る両親の眼差しがあまりにも穏やかで、胸が熱くなった。ふたりのことをずっとずっと応援してるよ。

2024.02.26

この間、夫と少し喧嘩した。喧嘩というか、お互いの不満に折り合いがつかなかった。些細なことだ。いつもきっかけは些細なこと。どうでもいいことだったのに、そのときは許せなかった。許せなくてわたしは戸をばしんと閉めた。それでさらに気持ちが滅入った。誰かと価値観をすり合わせていくって、本当に難しい。気が合うふたりでも、愛し合うふたりでも、それでも難しい。それでも、一緒に年老いていきたいと思う。それが家族なのかな?まだ分からない。

2024.02.27

いつも、いつか死んでしまう脆さを持ち合わせているわたしたち。わたしもいつ死ぬか分からない。これは、もしもわたしが誰かを残してころっと死んでしまったときのための手紙なのだ。だから嘘はないよ。全部、ここにあるものは、言葉は、すべてわたしだよ。

東京から千葉の自宅へ帰る電車の中で、窓から見える景色が少しずつ変わっていく。夜はどんどん深まって、この場所に流れる時間を感じる。

不安だらけの先の人生の中に、輝く期待と楽しみ。自分ひとりでは叶えられない。でも必ず、叶えてみせる。わたしの人生を叶えてみせる。いつも何度も、そう心の奥で唱えて、前を向く。いつも難しくても、できるだけ、前を向いて、顔を上げて。おやすみなさい。

空が広い場所に暮らす
実家の河津桜は満開

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