家族で過ごすかけがえのない時間 | リゾナーレ八ヶ岳
今日のわたしがどれほど幸せだったかを知るのは、きっとずっとずっとあとだ。
好きな服を着て、好きな人たちと、好きな場所へ出かけた。八ヶ岳に吹く爽やかな風は湿気を含まず、髪の毛をふわりと押し上げた。梅雨入りしたことを忘れさせてくれるような、爽やかなにおいがした。
2年前、夫の仕事の都合で千葉の端っこの小さな街に移住した。縁側のついた平屋の古民家で、黄色い車体の愛車とスタートした生活。知り合いなど誰ひとりいないこの土地で、始まった新たな日々。そんなわたしに一番最初に手を差し伸べてくれた人たちが、今回の旅のお供だ。まなちゃんとたくみくん、そしてふたりの息子のはるきとそうた。この4人なしでは、この2年間を生きていくことはできなかった。みんなと食卓を囲む時間のあの愛おしい気持ちが、何度わたしたちの日々を救ったことだろう。
朝4時30分。「ついたよ~」とたくみくんから連絡が入った。今日はたくみくんちの車で向かうことになっている。わたしは重たいまぶたをなんとか開けながら、4人が待つ車に乗り込んだ。うきうきワクワクのはるきとそうたが、ひっきりなしに話しかけてくる。ふたりにはまだどこに行くか告げていない。ふたりとはしゃぎたい気持ちよりも、まだまだ眠たい気持ちが勝り、わたしは静かに目を閉じた。
今回の旅先はリゾナーレ八ヶ岳。プールに大浴場、ビュッフェなどなど、子どもも大人も楽しいコンテンツがたっぷり揃っている。たくみくんちはズッキーニ農家なので、ほとんど休みが取れない。そんな4人の何年かぶりの2連休を一緒に過ごさせてもらえることが嬉しかった。
今回のわたしたちの旅程はこんな感じ。子どもたちが楽しめるように、事前に大人たちで計画を立てた。まずは1日目。
清里テラスはリゾナーレ八ヶ岳から約30分ほどの場所にある施設。リフトでのぼっていくと標高1900mの場所にカフェエリアがあり、雄大な景色を見ながら楽しむことができる。やや曇り空だったけれど、ちょうどいい気温で気持ちが良かった。各々好きなものを食べ、小腹を満たした。カフェ以外に何かあるというわけではないけれど、なんだかんだたっぷり時間を過ごした。
本格的にお腹が空いてきたので地元民に愛される街食堂「やまよし」へ。以前1度訪れたことがあり、とてもおいしかったので再訪。今回も地元のひとたちで広い店内が満席だった。唐揚げがとっても美味しいのでおすすめしたい。わたしは茶そばを食べた。
いよいよリゾナーレ八ヶ岳へ到着。チェックインでお部屋に入れるのは15:00だけれど、その前に館内を楽しむことができる。まずは「ピーマン通り」へ。梅雨時期とのことで、1500個の雨を待ちわびる「ふれふれ坊主」がいた。色鮮やかで思わず写真に納めたくなる。
ピーマン通りにもレストランがいくつかあるので、朝食、昼食、夕食ともにピーマン通りで楽しむこともできる。(レストランラインアップはこちら🍽)
個性豊かなお店がたくさんあり、わたしもついつい見入ってしまった。お花屋さんでラベンダーの絵柄の可愛いピアスが売っていて、夫が買ってくれた。大振りでとても可愛い。ずっとずっと大切にする。
花屋を出ると、子どもたちがふれふれ坊主を見ながら楽しそうにしていた。それを見るたくみくんとまなちゃんも幸せそうで、なんだか胸のあたりがじんわりとした。家族で過ごす時間って、本当はすごく限られたわずかな時間であったのだと、今ならば分かる。そういうことはそのときには分からない。ちょっと経って、ふとなにかの拍子にきっと今日を思い出す。あまりにも平和で、幸せな時間がここにあったこと。
つづく
リゾナーレ八ヶ岳のおすすめ情報🏹
👙プール「イルマーレ」🌊
🥬レストラン🍚
🌷ピーマン通り🌷